成人の8割が感染、歯周病予防に効く「菌」とは
以下は、記事の抜粋です。
ロイテリ菌は、カロリンスカ研究所・医科大学と特許を持つBio Gaia社が、提携して研究を進めている。ロイテリ菌は1980年代にペルー人の母乳から発見されたもので、日本人は7人に1人が保有するが、そのほかの先進国のヒトから検出されることは少なく、米国人はまったく保有していない。世界100以上の国と地域で使用実績があり、200以上の臨床研究が発表される一方、副作用の報告は1件もないという。
ロイテリ菌は体内で「ロイテリン」という有害な菌を抑える物質を生成し、歯周病菌の増殖を抑制する効果が期待できる。歯周病患者を対象とした二重盲検ランダム化比較試験において、ロイテリ菌とプラセボをそれぞれ30日間摂取した群を比較したところ、ロイテリ菌摂取群は、プラーク有りの患者数、歯茎の出血有りの患者数などが減少し、プラセボ摂取群に対し有意差が認められた(論文をみる)。
バイオガイアのホームページにもう少し詳しいロイテリ菌の説明やエビデンスが紹介されています(ホームページをみる)。
この菌をヨーグルトにするという発想は、広島大の二川浩樹教授と乳業メーカーのチチヤスだったそうですが、研究成果を特許申請しなかったため、スウェーデン企業のバイオガイアに特許をとられ、研究を中断せざるを得なかったそうです(記事をみる)。
しかし、二川氏は諦めずに研究を続け、L8020という菌を見つけたそうです。ロイテリ菌とどのくらい違うのかはわかりませんが、これも歯周病に効果があるそうです(記事をみる)。
ロイテリ菌から試してみます。
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