失敗しないマスコミ対応 危機管理広報術など。

失敗しないマスコミ対応 危機管理広報術

このダイアモンドオンラインの記事は、「誘導尋問とは」というキーワードでグーグルをサーチしてみつけました。私が気になったのは、以下の部分です。


14)マスコミへのNGワード

どのような職種の人であっても禁句事項というのはあります。マスコミの人たちが共通してカチンときてしまう言葉というのもありますので、覚えておきましょう。次の表現が代表的なNGワードです。

・ノーコメント
・記事にしてほしい
・記事にしないでほしい
・オフレコだ
・原稿を事前に見せてほしい

「ノーコメント」は取材拒否の態度なので絶対使わないようにしましょう。同じことを言う場合でも「今は言えません。時期が来たら申し上げます」「コメントする立場ではありません」とします。「記事にしてほしい」「しないでほしい」と言ってしまうと、「記事にするかしないかは他との兼ね合いですから、何とも言えません」と切り返されます。

同様に、「原稿を事前に見せてほしい」というと「広告じゃないんだから、見せられるわけがないでしょう。メディアには編集権というのがあるんですから」と言われます。原稿を事前に見せてくれるメディアもありますが、原則としてチェックはできないと思ってください。同じことを聞くにしても「原稿を事前に見ることはできますか」という聞き方であれば、まだ角は立たないでしょう。


正直な感想ですが、他の部分も含めて、上記の記事をしっかり覚えて、誠実にマスコミ対応したとしても、失敗する事はあると思います。やはり原則は、「できるだけ何も言わない」です。

一生懸命説明しても、その中から、記者に都合の良い部分だけをつなぎ合わせて、まったく予期しない記事ができてしまうこともあります。その理由は、マスコミ報道の基本が「センセーショナリズム」だからです。ウソかもしれなくても、大衆受けする記事が採用されるので、説明者の意図とまったく異なる記事ができてしまうのです。

また、上の記事は、記者会見での対応の仕方という前提だと思います。突然記者が押しかけてきた場合は、「今は何も話せません。お引取りください。」で頑張りましょう。

週刊新潮、本社襲撃手記の誤報認めて謝罪 捏造は否定
これは、センセーショナリズムの極端な例です。こんな事をしても、週刊新潮や編集長は、自分たちを被害者だと言っています。一方、朝日新聞も「サンゴ事件」を起こしたことがあります。このように、センセーショナリズムはマスコミのビジネスの根幹ですので、これからも同様の捏造記事は出てくることでしょう。

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