「インフルエンザA(H1N1)」について最低限知っておくべき情報とネット上の信頼できる情報源まとめ
厚生労働省の「個人、家庭及び地域における新型インフルエンザ対策ガイドライン」によると、感染した可能性のある者は、極力、他の人に接触しないよう以下の対応を行うことが必要である。
*発熱・咳・全身痛などの症状がある場合、事前連絡なく医療機関を受診すると、万が一、新型インフルエンザに感染していた場合、待合室等で他の疾患の患者に感染させてしまう「二次感染」のおそれがある。その場合はまず、保健所等に設置される発熱相談センターに電話等で問い合わせをし、その指示に従って指定された医療機関で受診する。
*発熱相談センターから指定された医療機関を受診するときは、必ず当該医療機関に電話で事前に連絡し、受診する時刻及び入口等について問い合わせる。この連絡を受けて、医療機関は、院内感染を防止するための準備をすることになる。
*医療機関を受診するときは、マスクを着用する。マスクがない場合は、咳エチケットを心がけ、周囲に感染させないように配慮する。また、受診に際しては、公共交通機関の利用を避けて、できる限り家族の運転する自家用車などを利用する。適切な交通手段がない場合は、発熱相談センターに問い合わせる。
ガイドラインによると、発熱・咳・全身痛などの症状がある場合は、保健所などの発熱相談センターに電話で相談することになっています。神戸市発熱相談センターのサイトにも以下のように書かれています。
新型(豚)インフルエンザに感染したと思われる方は、直接医療機関に行かずに、まず下記の神戸市発熱相談センターに電話でご相談下さい。
急な発熱(38度以上)
咳や息苦しさなどの呼吸症状
新型(豚)インフルエンザ発生国から帰国した方・接触した方
しかし、現実には多くの発熱・咳・全身痛などの症状がある患者さんが近くの医院や病院を訪れていると思われます。このような場合に、医療機関としては、患者さんにどのように対応すれば良いのでしょう?
最近外国から帰国した患者さんの場合は、家に帰って発熱相談センターに電話してもらうように説得するしかないでしょう。厚労省がまとめた帰国者への診断手順によると、A型陽性H3陰性の場合、本人は隔離、接触者は停留です。つまり、季節性のAソ連型もH1N1型のため、感染していれば隔離対象になってしまいます。
しかし、「接触したかもしれない方」の場合は、判断が難しいです。医療関係者の感染もおき始めています。N95マスクをして、恐々診察するしかないのでしょうか?当分、医療現場での混乱が続きそうな気がします。厚労相、横浜市長などがカラ騒ぎをしている場合ではありません。
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