先日、プロフィールの写真をアップした時、写真のトリに関して質問をいただきました。これは、セキセイインコです。赤いシャツと足の一部が見えているのが私です。
このセキセイインコは、可愛いのでキャシーという名前がついていましたが、発情行動によりオスだとわかりました。オウムや九官鳥がヒトの言葉をまねて「こんにちは」とか言ったりするのは知っていましたが、キャシーが「こんにちは」と言った時は、本当に驚きました。
喋るという行動も発情行動の一つで、オスのほうがよく喋るようです。しかし、ラットよりも小さい(少なくともずっと軽い)のに、こんなに話せるなんて!トリの言語中枢ってどこにあるのでしょうか?
YouTubeでキャシーよりも上手く喋るセキセイインコをたくさん見つけたので、以下に紹介します。
ぴなちゃん長文を喋る♪It talks about the long sentence. ♪
コメント
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ものまねの上手なソングバードがさえずりのパターンを覚える過程は,まさにヒトが言語を獲得してい過程に類似しています。いくらチンパンジーが簡単な言語をくくれるからといっても,彼ら・彼女らは生得の簡単な発声パターンを用いるだけですが,さえずりトリは,別の個体の鳴き方を学び,発声して,しかも耳で聞きとり,その発声パターンを学習して完成させていきます。桃太郎さんのストリーを覚えるセキセイインコはいるかもしれないけど,チンパンジーにはいません。言語の学習という点では,チンパンジーよりセキセイインコの方が優れていると思いますがどうでしょうか?
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>inoshishiさん
コメントありがとうございます。確かに、そうですね。おそらく、それほど大きな脳の部位が対応しているとは思えないので、記憶や言語形成のメカニズムを研究する対象としては面白いかもしれませんね。問題は遺伝学的なアプローチが難しいことだと思います。
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>takさん
なるほど。トリの遺伝学は難しいですか。そういえば僕も子供のころセキセイインコを飼って繁殖させたことがあるけど,だんだん骨格系の奇形が増えてきて,悲しくなってしまいました。近交化が進むと奇形が増えるとなると(近交退化),ジェネチックスは難しいですね。マウスyはラットは超音波コールによってコミュニケーションをとっているから,やっぱり言語の生成過程を明らかにするのは,ミュータントマウスで研究するのが一番手っ取り早いのでしょうか。ヒトが聞こえない超音波というのが残念ですね。マウスに「おはよう」と可聴閾で挨拶されたうれしいですね。