どうなる「一太郎」?

「一太郎」のジャストシステム、キーエンスが出資 株44%取得
「一太郎」や「ATOK」で有名なあのジャストシステムがキーエンスの傘下に、経営立て直しへ

上のニュースによると、ジャストシステムがキーエンスの子会社になるようです。

「NECの98」を使っているころは「一太郎」が全盛でした。98からDOS/Vに、「一太郎」から「ワード」に乗換えましたが、漢字変換はATOK式から離れられません。

Windows全盛になって、もう誰も「一太郎」なんか使ってないだろうなと思った時、大学の事務が「一太郎」を使っているのに驚きました。その時の記憶では、文部省が「一太郎」を使っているからという返事でした。裁判所も同様で、いまも多くの弁護士は「一太郎」を使っています。

その後、ジャストシステムは、後続の良いソフトを開発することができなかったわけですから、役所をあげての「御用達的購入」は、企業の開発姿勢を狂わせただけだったのかも知れません。

キーエンスは、蛍光顕微鏡を売っています。オリンパスやツァイスとちがってファブレス(fabric less、自分で物を作らない会社)ですが、営業が強力です。私は使ったことがないですが、大学も「オールインワン蛍光顕微鏡」を買ったと思います。

ジャストシステムは、メジャー会社としては、徳島に本社がある珍しい会社です。阿波の殿様商売をやめ、優れた製品をもつトップソフトハウスとして、もう一度生き返って欲しいです。

ところで、SUNの開発したオープンオフィスは、無料でダウンロードできる統合オフィスソフトです。マイクロソフトのワード、パワーポイント、エクセルを開いて加工することができる上に、使いやすいドローソフトも含んでいます。最近のバージョンはかなり使えます。

さらに、SUNは今年の2月に、オープンオフィスで一太郎文書を開ける「Ichitaro Document Filter」を公開しました(窓の杜ニュース)。こうなったら、ジャストシステムとしては、無料でダウンロードできる「オープン一太郎」でも作るしかないかな?

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