高カロリーなのはファストフードだけではない
以下は、記事の抜粋です。
研究グループは、フルサービス（接客係が給仕し、店内で着席して食事を摂る）およびファストフード（カウンターで供され、店内または店外で食事を摂る）のレストランで提供される223種（フルサービス食：136種、ファストフード食：87種）の一般的な食事の代表サンプルを用いてエネルギー量を測定した。
米国と比較して、レストランの食事のエネルギー量の加重平均値が低かったのは、中国だけであった。ファストフード食のエネルギー量はフルサービス食よりも33％低かった。フルサービス食の94％、ファストフード食の72％が、600kcal以上であった。
モデル解析では、中国を除くと、現在のフルサービス食またはファストフード食を毎日1食摂ると、追加食や飲み物、間食、前菜、デザートを摂らなくても、あまり体を動かさない女性に求められる1日のエネルギー量の70～120％が供給される可能性が示唆された。
著者は、「一般的な思い込みに反し、ファストフード食のエネルギー量は、フルサービスのレストランの食事よりも3割以上も低かった」とまとめ、「高エネルギーのレストランの食事は、世界的な肥満蔓延の重大な寄与因子であり、公衆衛生的介入における影響力の大きい標的として妥当である」と指摘している。
中華料理が意外に低カロリー（あくまで相対的ですが）なのに驚きました。日本食は価格が高すぎて予算が足りなかったのでしょう、とか思いました。いずれにしても、アメリカのレストランのフルサービスは前菜だけでお腹一杯になるほど量が多かったことを記憶しているので、この測定は正しいと思います。
外食ばかり食べて心配になってきた人は、「外食のカロリー」をチェックしてください。日本では、モスバーガーやマクドナルドなどのファーストフード店はもちろん、多くの外食店、例えば、ビッグボーイ、フォルクス、ロイヤルホスト、サイゼリア、吉野家、松屋、かに道楽などのもそれぞれのメニューのカロリーを公開していますので、簡単に自分の摂ったカロリーが計算できます。
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