餅による窒息事故を防ぐために

餅をのどに詰まらせる窒息事故の原因・予防・応急処置
おめでとうございます!正月にピッタリの記事がありました。抜粋して紹介します。



餅は温度によって硬さが変わる
餅は食べる前・食べている時・飲み込む時で硬さやくっつきやすさが変わり、思っていた以上にのどに詰まりやすくなってしまうのです。

餅による窒息事故
毎年1月の1300~1400件がピーク、1月では65歳以上の高齢者が約90%を占めています。

なぜ高齢者の事故が多いのか
奥歯がなくなったり入れ歯になると、顎を安定させにくくなり、かむ力と飲み込む力が低下します。食べた物をしっかりとかんで、スムーズに飲み込むことが難しくなるのです。また、高齢者だけではないのですが、朝は唾液の出が悪いので、のどに餅を詰まらせやすくなります。

餅による窒息事故を防ぐには
餅による窒息事故を防ぐには、以下の3つの点を注意します。
1.食事前に口の準備運動をしたり、スープなどでのどを潤してから食べましょう。
2.餅はなるべく小さく切って、口の中で、しっかりとかんで、唾液と十分に混ぜましょう。
3.口の中の分をすべて飲み込んでから、次の一口を食べましょう。

窒息の応急手当
まずは、窒息状態かどうかを判断します。「喉が詰まったの?」と尋ね、うなずくようなら窒息と判断します。

咳をすることができれば、できるだけ咳を続けさせましょう。咳をすることで異物をのどから除くことができます。窒息の場合は、時間との勝負ですから、まずは119番に通報するように誰かに頼みます。できれば、救急車が到着するまでの間に応急処置をします。


応急処置としては、記事には腹部突き上げ法(ふくぶつきあげほう)と背部叩打法(はいぶこうだほう)の2つが紹介されています。私は背部叩打法の方がやり易いと思います。掃除機は舌を引き込んだりするので、しない方が無難です。

先日、一人暮らしのヒトから餅をのどにつめたらどうしたら良いか聞かれて返答に困りました。とりあえず、スープなどでのどを潤しながら食べるとか、できるだけ小さくしてから食べて喉につまらないようにするとか、つめてしまったらできるだけ咳をするとか、、、アドバイスしました。皆様もお餅に気をつけてお正月を楽しんでください。

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