不自然に作られる自然ドキュメンタリー番組

NHK BSに「ワイルドライフ」という番組があります(番組の説明をみる)。ハイスピードカメラなどの最新機材を使って長期間の密着取材を行い、動物行動や生態に関する最新の知見を含む様々な情報を提供してくれます。

一番印象に残っているのは、「アフリカ 大サバンナ ライオン 王者の道を駆けのぼれ!」という番組です。この番組をみるまで、ライオンのオスは狩りをメスに任せて気楽に暮らしているとばかり思っていました。番組をみて、、、


アフリカのサバンナで“百獣の王”として君臨するライオン。オスとメスとでは生き方が大きく異なる。生まれ育った群れで一生を送るメスに対し、オスは2歳ほどになると父親によって群れを追われてしまう。群れの仲間と力を合わせて縄張りを守り、狩りを行うメス。一方、オスは2、3頭で放浪生活。ほかのオスから力づくで群れを奪わなければ子孫を残せない。このオスとメスの生き方の違いこそが、ライオンの強さを培う秘密だった。


ということを初めて知りました。今回、ドキュメンタリーは「嘘」をこうやって映像に混ぜ込んでいるという記事をみて、「ドキュメンタリーは実際に起こったことを記録し映像にしていますが、実はドキュメンタリームービーを見ていて聞こえる『音』の多くは後付けです。」とか「30分や1時間の映像を作るために、クリエイターらは数日から数週間かけて、視聴者の感情に訴える力を最大化すべく編集作業を行います。この時、編集者らが作り出すのは、ピクサー映画のように『擬人化された』動物の姿です。」ということを知りました。

以下は、自然や野生動物を追ったドキュメンタリーの作り方を説明した動画です。

How Nature Documentaries Are Fake from DSLRguide on Vimeo.

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