ラウドネス、米国入国拒否される 全米ツアー中止という記事に書かれているように、ヘビーメタバンドの「ラウドネス」が、今月予定していた全米ツアーを中止しました。4月18日にメンバーらがシカゴの空港で入国を拒否され、帰国したそうで。日本のメディは当初この朝日新聞の記事のように、トランプ政権が「外国人の入国審査を厳格化したため、ラウドネスは入国できず、帰国した」などと説明していました。
しかし、後になって、ラウドネス、入国拒否で米ツアー中止 なぜ日本のバンドが対象に?の記事のように、入国拒否の理由がビザを取得していなかったためだと書いた記事が出てきました。
米国ビザのホームページには、ビザなしで渡航できる(ビザ免除プログラムの利用)条件として、「報酬を伴わない音楽やスポーツなどイベント或いはコンテストのアマチュア参加」と明記されていますので、これまで事前にビザを申請せずに全米ツアーを行っていたことがそもそもおかしかったわけです。私はトランプが嫌いですが、こんなことまで非難されるのはちょっと気の毒です。
コメント
何か、米国の在外大使館/領事館と、米国本土の入国管理とで行き違いがあったのかも知れませんね。
私事でアレですが、私もペンシルベニア州立大学に(書類選考は通ったので)面接に呼ばれたとアッシェンバッハに話したら(有色人種の女性も候補に入れたというアリバイ工作に利用される危険性を考えたほうが良いので)「う〜ん」行くべきか?…という話でしたけれど、採用を検討する側でミュンヘンからの往復旅費を出してくださるというので、そんなら行ってきなさいとアッシェンバッハが言い、「ビザを取って入国してください」と言われたから、米国の在外大使館の領事部にビザを取りに行ったら、「研究は商用ではないから面接に旅費を出してもらうのにビザは要らない」と言われ、え〜でも、受け入れ先がビザを取ってこいと言ってますと何度も話したのに、くれませんでした。で、実際、行ってみたら、受け入れ先の研究室で、旅費を出すためには商用でも報酬でもない場合も、ビザが居ると言われ、旅費は自腹になりました。私がケチで貯金するタイプの人間だから困りませんでしたが、普通のポスドクだったら素寒貧になって転落人生になったかも知れませんねえ。ポークビーンズが美味しかったです。
悪気がなくても、本国と在外公館との行き違いは、どこの国にも結構あるのではないかと思った次第です。
どうも、お邪魔しました。