以下は、記事の抜粋です。
この試験では、プレガバリンによって坐骨神経痛の強度が低下するかどうかを検討した。
8 週間のプレガバリン投与は、プラセボと比較して,坐骨神経痛に関連する下肢痛の強度を有意には低下させず、その他の評価項目にも有意な改善はみられなかった。有害事象の発現率はプレガバリン群のほうがプラセボ群より有意に高かった。
「おくすり110番」に書かれているように、日本ではプレガバリン(リリカ®)は坐骨神経痛などの神経障害性疼痛に対して効能があるとされており、多くの坐骨神経痛の患者に処方されています。
しかし、権威あるNew England Journal of Medicineにごく最近発表された上の論文によると、209例の坐骨神経痛患者を対象にオーストラリアで行われたプレガバリンの無作為化二重盲検プラセボ対照試験では、坐骨神経痛には効果がないという結論でした。これは大変です。
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