口が悪い人ほど、実は正直者

口が悪い人ほど、実は正直者:ケンブリッジ大の研究結果
以下は、記事の抜粋です。


日常生活におけるスラングの使用頻度とウソつきの相関関係について、ケンブリッジ大学がある最新リサーチ結果を提示した。

「Fワード」(=fuck)から始まり、「Cワード」(=cunt)まで、不満を述べたりする際に発するスラングが、英語には豊富に揃っている。それらの言葉を口にすることは、ときに致命傷なマナー違反とみなされることさえ少なくない。 しかし、実は「口が悪い人こそ正直者」という研究結果がこのほど発表された。「歯に絹着せない」物言いをする、一般に「口が悪い」とされるタイプは、感情を率直に表現する性格と表裏一体であり、つまりは嘘をついたりする確率が低いというのだ。

実験結果は、日常生活で使用するスラングの単語数や使用頻度を少なく申告していた参加者の方が、実際には、実験の質問に対してウソの回答をしていたことを示していた。被験者の母数を7万5,000人まで増やし、Facebookを通じ同様の手法で実験を行なっても結果は同じで、「日常的にスラングを使うことは少ない」とした参加者に、より多く虚偽の回答をする傾向が観察できたという。

研究者は、「言葉で悪態をつくことは正しいことではないですが、同時に本心からの意見をあなたに伝えようとしているサインでもあります。自分たちの言葉をフィルターにかけず発しているのと同じように、自分の意見に関しても第三者を気遣って、本心と懸け離れた意見を伝えたりということには興味がないのです」と語っている。


元論文は、”Social Psychological and Personality Science”という雑誌に掲載されており、タイトルは、”Frankly, We Do Give a Damn  The Relationship Between Profanity and Honesty“です(論文をみる)。

「子曰、巧言令色。鮮矣仁。」が実験的に証明されたということでしょうか?私もこの論文の結論に同意します。

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