以下は、記事の抜粋です。
12月11日閉幕した神戸ルミナリエ。阪神淡路大震災の犠牲者を追悼するイベントとして始まりましたが、当初とはかなり姿が変わってきています。来場者も減り続けていて、地元の商店からは「もうやめてもいいのでは」という声まで出始めました。
JR元町駅の駅前から交通規制が始まります。多数の警察官が出動するものものしい雰囲気。会場は旧居留地の仲町通りから東遊園地にかけて。ですが最寄りの三ノ宮駅から会場に行くことはできず、離れた元町駅から向かうよう指示されます。
会場に向かう道は一方通行になっていて、道の両側にはバリケードがあります。この道の外には出られないようになってる。歩くこと10分。会場に近い大丸の前までやって来ましたが、来場者たちはなぜかここでUターンします。 交通規制のためにかなり回り道をしないと、会場まではたどり着けなくなっています。
将棋倒しなどの事故を防ぐため、会場までは指示に従いながら1.4kmも歩く必要があります。いよいよ会場に到着。LEDとなった電飾は輝きを増していますが、かつて350mあったライトアップは190mまで短くなってしまいました。
ルミナリエの来場者数は最盛期には500万人を超えていましたが、今年は約324万人となり、企業からの協賛金も当初の半分以下まで落ち込んでいます。財政難のため開催期間も年々縮小。毎年のように存続ピンチが叫ばれるようになりました。
入り口が交通規制にかかり、バリケードでふさがれてしまう元町商店街。会長の蓮池さんはイベントの意味を再確認すべきだと話します。 神戸市のアンケート調査でも「震災を語り継ぐ役割を果たしている」と考える人は6割を切っています。ルミナリエの主催者は今後の実施について「来年4月に判断します」とコメントしています。
私もルミナリエを見直すべき時期が来ていると思います。今の形にこだわらず、阪神淡路大震災の犠牲者の追悼と地元の活性化を兼ねた新しいイベントを、広く公募するのはどうでしょうか?
元々秋に行われていた地車などのお祭りを、5月のゴールデンウイークに持ってきたフレキシブルな神戸市に期待しています。
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