「エゾマイマイ」というカタツムリは、殻を振り回して捕食昆虫を撃退

カタツムリ 殻を振り回し敵撃退…北大研究員が初確認

以下は、記事の抜粋です。


殻を振り回し、敵を撃退するカタツムリがいることを、北大の森井学術研究員が確認し、発表した。

確認されたのは「エゾマイマイ」で、2009年から道内10地域で約20個体を採取し、天敵のエゾマイマイカブリとオオルリオサムシを飼育槽に一緒に入れて観察したところ、いずれも殻を左右に大きく振って追い払う様子が確認された。同様の行動はロシア・ウラジオストク周辺で採取した固有種にも見られた。

殻の中に潜んで身を守る他の近縁種より、いずれも殻の口が大きく、殻の巻き目の数も少なく、腹足部分が肉厚だった。


元論文のタイトルは、”Parallel evolution of passive and active defence in land snails”です(論文をみる openジャーナルですので動画もみれます)。論文をみると、大陸と島のそれぞれのカタツムリが別々に進化しながら、同じような攻撃的な防御行動をとるようになったことに重点が置かれているようです。

いずれにしても、攻撃された時に、殻に閉じこもるのではなく、殻を振り回して攻撃し返すというのがカタツムリらしくなくておもしろいと思います。

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