ティルゼパチド(マンジャロ®)とセマグルチド(ウゴービ®)の減量動態の比較

ティルゼパチドとセマグルチドの減量動態の比較
以下は、論文要約の抜粋です。


グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1RA)は、肥満や2型糖尿病の治療に広く用いられているが、減量効果には大きなばらつきが見られるものの、そのメカニズムについては依然として十分に解明されていない。

我々は、後ろ向きコホート研究を実施し、年齢、性別、2型糖尿病の有無、ベースライン時のBMIおよび体重、指標年、追跡期間について1対1の傾向スコアマッチングを行った。

マッチングされたコホートには、ティルゼパチド投与患者10,339例とセマグルチド投与患者10,339例が含まれていた。患者は、2年間における最大減量量に基づき、5つの反応群に分類された。

ティルゼパチド投与群は、セマグルチド投与群よりも多くの体重減少を示した(平均減少率:14.7%対10.8%、P < 0.001)。 ティルゼパチドでは、高反応率(1年目の体重減少率15%以上)がほぼ2倍となり(42.6%対21.6%、P < 0.001)、月間の体重減少速度も速かった(2.54%対2.18%)。

AIを活用した臨床記録の精査により、ティルゼパチドは消化器系および全身性の有害事象の有病率が低いことが示された。

ティルゼパチドおよびセマグルチドのいずれにおいても、高反応群では体重減少が最小限の群(体重減少率<5%)に比べて女性の割合が高く、また高反応群では白人患者の割合が高かったのに対し、体重減少が最小限の群では黒人およびヒスパニック系の患者の割合が高かった。

この大規模な傾向スコアマッチングを施した実世界コホート研究において、ティルゼパチドはセマグルチドと比較して、より大きく、より速い体重減少と関連しており、アウトカムには著しい人口統計学的差異が認められた。


この報告だけをみれば、どちらを勧めるかは明白です。

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