卵の摂取量とアルツハイマー病の発症率の関係

卵は認知症を予防するか?
以下は、記事の抜粋です。


アルツハイマー病リスクと修正可能な食事因子との関連性については、依然として多くの知見が不足している。卵は、脳の健康を支える重要な栄養素の供給源の1つである。米国・ロマリンダ大学のJisoo Oh氏らは、卵摂取量とアルツハイマー病発症率との関連性を調査した。

Adventist Health Study-2よりデータを抽出した。食事および生活習慣因子は、検証済みの食物摂取頻度調査票を用いて評価した。卵の摂取頻度は、「まったく食べない/ほとんど食べない」から「週5回以上」までの範囲で分類した。ハザード比(HR)および95%信頼区間(CI)を推定した。

主な結果は以下のとおり。

・解析対象は、3万9,498例の参加者(平均フォローアップ期間:15.3年)で、そのうち2,858例がアルツハイマー病を発症した。
・卵摂取量は、アルツハイマー病リスクとの間に負の相関関係を示した。
・卵をまったく食べない/ほとんど食べない場合と比較して、人口統計学的要因、生活習慣、食品群、および併存疾患を調整した後のHRは、月1~3回で0.83(95%CI:0.75~0.92)、週1回で0.83(95%CI:0.74~0.94)、週2~4回で0.80(95%CI:0.71~0.90)、週5回以上で0.73(95%CI:0.60~0.89)であった。


元論文のタイトルは、”Egg Intake and the Incidence of Alzheimer’s Disease in the Adventist Health Study-2 Cohort Linked with Medicare Data(メディケアデータとリンクしたアドベンチスト・ヘルス・スタディ-2コホートにおける卵の摂取量とアルツハイマー病の発症率)”です(論文をみる)。

卵はコレステロールを多く含むため、以前は高LDLコレステロール血症のヒトはあまり摂らないように言われました。また、高LDLコレステロールは予防できる認知症リスクにおいて、難聴と最高の7%ですので、卵を多く食べると認知症リスクが増えるような気がしますが、この報告はその推測を否定します。

卵が良いのか、あるいは高齢になっても動物性たんぱく質をしっかり摂れば認知症になりにくいだけなのか、いずれにしても、卵好きには良いニュースです。

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