KRAS遺伝子変異を標的とする「ダラクソンラシブ」の第3相臨床試験で、標準的な化学療法と比べて、すい臓がん患者の生存期間をほぼ2倍に延ばした。

既治療の転移を有する膵癌でRAS阻害薬daraxonrasibは医師選択化学療法よりも有意にPFSとOSを延長、ITTのOS中央値13.2カ月と約2倍
以下は、記事の抜粋です。


米Revolution Medicines社は4月13日、既治療の転移を有する膵管腺癌(PDAC)に対し、RAS型タンパク質を標的とするマルチ選択的・非共有結合性の経口RAS阻害薬であるdaraxonrasibの単剤投与が、医師選択化学療法よりも無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)を有意に延長できることが分かったと発表した。国際共同無作為化フェーズ3試験であるRASolute 302試験の結果、判明した。

RASolute 302試験には、様々な種類のRAS変異を有する膵癌患者に加えて、癌のRAS変異が同定されていない患者も含まれていた。今回、RAS変異の有無にかかわらず、全ての登録患者(ITT集団)において、OS中央値はdaraxonrasib群が13.2カ月、医師選択化学療法群が6.7カ月で、ハザード比は0.40、P<0.0001だったという。

RASolute 302試験(NCT06625320)は、既治療の転移を有するPDAC患者を、1日1回300 mgのdaraxonrasibを経口投与する群(daraxonrasib)群と、医師選択標準化学療法群に無作為に割り付けて行われたフェーズ3試験。RAS G12D、G12V、G12R変異などのRAS変異陽性患者と腫瘍のRAS変異が同定されていない患者が含まれていた。


「生存期間を2倍に」と言っても約半年と少しですが、すい臓がんの治療も改善しそうな予感がします。そういえば、研究者としての期間ずーっとRASの研究をしていた方がおられました。こういう場合、嬉しいのか悔しいのかどちらなのでしょうか?

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