セックス経験がない人に多い特徴を調べた結果「若い頃からメガネ」「アルコールの摂取量が少ない」「高学歴」「高収入」などの傾向が明らかに
以下は、記事の抜粋です。
セックスは恋愛関係や家族生活において重要な部分を占めており、個人の幸福や健康、社会経済的なメリットをもたらします。オーストラリアのクイーンズランド大学のブレンダン・ツィーツュ氏らの研究チームが、イギリスとオーストラリアに住む男女を対象に「セックス経験がない人の共通点」を調べた結果、さまざまな傾向が明らかになったと報告されています。
調査の結果、全体の約1%に相当する3929人が、オーラルセックスやアナルセックスを含むセックスの経験がないと回答しました。3929人の内訳は女性2068人、男性1861人で、男女ともにセックス経験がない人が存在しました。
研究チームがセックスレスと遺伝子および社会環境、さまざまな身体的・認知的・性格的・メンタルヘルス的特性との関連性を調査したところ、セックス経験がない人によく見られるさまざまな傾向が明らかとなりました。
セックス経験がない人は不安や孤独を感じやすく、幸福感も低く、友人や家族による訪問も少ない傾向がみられました。誰かに秘密を打ち明けたり、人生に意味があると感じたりする可能性も低かったとのことで、この結果はセックスと幸福が密接に関係していることを裏付けています。
また、セックス経験がない人は薬物やアルコールの使用量が少なく、教育水準が高く、若い頃からメガネをかけ始めている傾向がありました。セックス経験がない人は教育水準だけでなく知能測定結果も高く、意外にも「収入が高いこと」「社会経済的地位が高いこと」なども、セックス経験がないことと関連していました。さらに男性では、握力や腕の筋肉量が少ないとセックスの経験も少ない傾向がみられましたが、女性ではそのような相関関係がみられませんでした。
元論文のタイトルは、”Life without sex: Large-scale study links sexlessness to physical, cognitive, and personality traits, socioecological factors, and DNA(セックスのない生活:大規模研究が示す、無性生活と身体的・認知的・性格的特性、社会生態学的要因、DNAの関連性)”です(論文をみる)。
「若い頃からメガネ」「アルコールの摂取量が少ない」「高学歴」はあてはまっています。



コメント