こいつできる!繊細なるブドウの皮を縫い合わせる医療用ロボット
以下は、記事の抜粋と動画です。
動画で紹介されているロボットは、Intuitive Surgical社が開発した『da Vinci The Single-Site Wristed Needle Driver 』だ。遠隔操作でブドウの皮を縫い合わせることができるだけでなく、10セント硬貨よりも小さな折り紙の鶴ですら折れる。
このロボットが得意とするのは、人間の手には細かすぎる繊細な作業であり、インテュイティブ・サージカル社によれば、2000年以降150万件以上の手術に利用された実績を誇るらしい。
これを用いる恩恵はその侵襲性の低さにある。近年、”最小侵襲的”な手術がますます一般的となっている。例えば、それまで大きく切開する必要があった胆嚢摘出、子宮摘出、虫垂切除、あるいは一部の癌摘出をはじめとする手術は、現在では小型の精密機器を用いてはるかに小さな切開で済むようになっている。
これによって手術を受ける患者への負担はずっと軽くなっており、手術からの回復も早い。また、こうした医療技術の進歩によって、感染症や合併症のリスクも減らすことができるのだ。
ダヴィンチによる前立腺がん手術の医療費は約150万円で、健康保険を使用される場合の70歳未満の患者では約45万円(3割負担)、70歳以上の患者では所得により異なりますが多くの場合は44,400円です。
C型肝炎の新薬と同様、患者には朗報ですが、保険制度と国家財政にはダメージだと思います。
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