尾身会長「旅行自体に問題はない」との見解
以下は、記事の抜粋です。
GoToトラベルキャンペーンの実施に懸念の声があがる中、政府の新型コロナウイルス対策の分科会の尾身茂会長が「旅行自体に問題はない」との見解を述べました。
新型コロナ対策分科会・尾身茂会長「旅行自体が感染を起こすことはないですから、もしそれが起きていれば日本中は感染者だらけ」
これは、さきほど経団連のフォーラムで発言したもので、政府の新型コロナウイルス対策の分科会の尾身会長は、感染拡大を防ぐために旅行を控える必要はないとの見解を示しました。
ただ旅行先で飲み屋や接待を伴う店などで3密の状況になったり大声を出すなどの行動を取れば、感染の可能性があるとして移動自体が感染拡大につながらないと説明しました。
GoToトラベルキャンペーンの是非については、地方から感染の拡大を懸念する声が相次いでいて、16日夕方、政府の分科会で予定通り始めるか議論されます。
尾見氏は最近になって、「(GoToトラベルの開始を)根拠を持った説明ができる必要があると思ったので、もう少し判断を延ばしたらどうですかというふうに申し上げたけども、一応政府はそのことについては我々の提言は採用しないと」と7月29日の衆議院・国土交通委員会で述べたと報道されています(記事をみる)。今更、そんなことを言ってもダメです。
しかし、上の記事のように「旅行自体が感染を起こすことはない」と発言していることは事実で、旅行には外食を伴うこと、地域を超えた接触を伴うことに目をつぶっています。「接触を伴わない移動」は感染拡大を起こさないのは当然ですが、旅行は接触を伴います。
ついに岩手県で感染者が出ましたが、40代の男性は関東でキャンプをし、同じテントの友人が陽性だったということで、おそらく旅行で感染したのでしょう。彼の発言から2週間も経たない現在、彼の言う通り「日本中は感染者だらけ」になっています。「GoTo」のために感染されて亡くなる方が出ないことを願います。
コメント