心拍数を上げる身体活動は全て、高血圧を緩和する効果がある

1日わずか5分の身体活動の追加が血圧低下に効果的
以下は、記事の抜粋です。


毎日の生活の中に、自転車に乗るなどの運動に近い身体活動をわずか5分加えるだけで、血圧が下がり、心血管疾患のリスク低下につながる可能性のあることが、新たな研究で明らかになった。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のJoanna Blodgett氏らの研究は、1万4,761人の成人ボランティア(平均年齢54.2±9.6歳)を対象にしたもの。対象者が大腿部に装着する加速度計で測定したデータをもとに、24時間の行動を、睡眠、座位行動、立位行動、ゆっくりとした歩行(1分間に100歩未満)、速歩き(1分間に100歩以上)、およびランニングやサイクリングなどの運動に近い身体活動に分類し、血圧(収縮期血圧と拡張期血圧)との関連を検討した。

対象者が6種類の行動に費やした時間の平均は、睡眠7.13±1.19時間、座位行動10.7±1.9時間、立位行動3.2±1.1時間、ゆっくりとした歩行1.6±0.6時間、速歩き1.1±0.5時間、運動に近い身体活動16.0±16.3分であった。運動に近い身体活動や睡眠に費やす時間が長いほど、血圧は低い傾向が認められた。また、運動に近い身体活動を毎日5分追加することで、収縮期血圧は0.68mmHg、拡張期血圧は0.54mmHg低下すると推定された

これらの結果を受けて研究グループは、収縮期血圧2mmHg、拡張期血圧1mmHgの低下など、血圧がわずかに低下するだけで、心血管疾患の発症リスクが10%低下する可能性があると指摘。また研究グループは、サイクリング、階段の昇降、短時間のランニングなど、心拍数を上げる身体活動は全て、高血圧を緩和する効果があると説明する。


やはり、血圧は塩分控えめと運動ですね。

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