狙撃するタコ

タコは凄腕のスナイパーだった!貝殻に身を隠し、漏斗から魚に石を発射する驚きの狙撃映像
以下は、記事の抜粋です。



メジロダコが、まるで凄腕のスナイパーのように、貝殻に身を隠し、魚に向かって石を漏斗から発射し、狙撃するという驚きの行動が捉えられた。

東南アジアの海底で、メジロダコ(mphioctopus marginatus)が自らの器官から、石を発射して天敵となる魚を追い払うという驚くべき行動が撮影された。

タコが銃として使用しているのは「漏斗(ろうと)」と呼ばれる筒状の筋肉の器官で、通常は、ここから勢いよく水を噴射し、その反動を利用して前に進んだり後退するために使われる。

また、漏斗は、呼吸のためにエラに水を送る役割も果たし、体内の老廃物を排出する機能も果たしている。

この映像は東南アジアの海底、水深約9mで撮影された。当初は海洋汚染が海洋生物に与える影響を調査していたが、その過程で偶然にもこの新行動が記録されたという。

筋肉の管である漏斗は拡張と収縮により水を勢いよく噴射させる。なので小石を発射する勢いもすごい。なにより魚にキッチリ命中させてるのもすごいし、貝殻で身を隠しているテクニックもすごい。

ロジャー・ムンズ氏は、3週間で計110時間をこのタコの観察に費やし、詳細な映像を記録した。映像には、オクトパスが石や海底のゴミを集め、漏斗に詰め込み、目標の魚に向かって発射する一連のプロセスが映し出されている。この行動はスローモーション映像でなければ見分けがつかないほどの速度で行われていたという。

メジロダコはインド洋全域に生息し、砂や泥の多い浅瀬に住んでいる。夜明けや日暮れにかけて採餌することが多く、貝殻やココナツの殻を身を守る道具(よろい)として活用することでも知られる。タコが魚を狙撃する理由は、捕食者である魚を追い払う手段である可能性が高いという。


Wikiによると、メジロダコの本体は通常8センチ、腕を含めると約15センチと書いてあり、エビや貝を捕食するとされています。動画のタコは、貝殻の中に身を隠しているので、フグなどの魚に捕食されるような小さいサイズなのかもしれません。それにしても、賢いと思います。

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