肺炎球菌ワクチン、接種率向上のため専門家が政府に訴えていること
以下は、記事の抜粋です。
将来的に高齢者では、既存の定期接種であるインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンに新型コロナウイルスワクチンとRSウイルスワクチンを加えた4種類のワクチン接種が将来的に求められることを視野に入れておかねばならない。
この中で比較的地味な存在が肺炎球菌ワクチンである。肺炎球菌は市中の細菌性肺炎の最大の起炎菌で血清型は約100種類、うち病原性がとりわけ高いのは主に8種類。肺炎球菌に感染すると、肺炎を発症するに留まらず、髄液や血液から肺炎球菌が検出される髄膜炎や菌血症を起こした侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)に至れば、死亡リスクが上昇する。
IPDは感染症法上5類に分類されているが、全数把握対象となっており、国立感染症研究所感染症疫学センターによる2017年の感染症発生動向の集計では致命率は6.08%。成人(そのほとんどが高齢者)ではこれが19%との報告もある。新型コロナの最新の致命率が60代以下では0.1%未満、最も高い90代以上でも2.60%という現実を考えれば、明らかにIPDはよりタチが悪いとも言うことができるだろう。
打った方が良いですか?とよく聞かれるので、説明用のメモのために本ブログに投稿しました。
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