【リブレとの違いは?】リアルタイムCGM/DEXCOM G6【専門医が解説】
従来、指先の穿刺による血糖測定を行う以外に、自分の血糖を知る方法はありませんでした。近年、
皮下に小さなセンサーを留置し、血糖値と連動して変化する皮下の間質液濃度を連続的にモニターする装置が登場し、1型糖尿病などのインスリン投与による治療が飛躍的に改善しています。
これまではアボット社のリブレの独占状態でしたが、最近ではテルモ社が販売するDexcom社が開発したG6がシェアを伸ばしています。以下は、これら2つを比較した記事の抜粋です。
G6とリブレの違いをまとめてみます。
項目 | G6 | リブレ |
---|---|---|
持続血糖測定器タイプ | リアルタイム | 間欠スキャン式 |
精度(MARD) | 9.0% | 9.2%(以前は11.4%) |
較正(ずれの補正) | 選択可 | できない |
アラート機能 | あり(多彩) | なし |
データ共有 | 誰とでも可能 | 医療機関のみ |
穿刺部位 | 腹部(小児は腹部・臀部) 【非推奨】上腕も大丈夫かも!? |
上腕 |
交換頻度 | 10日間 | 14日間 |
費用 | 12500円の1~3割負担 | 同じ(12500円の1~3割負担) |
適応年齢 | 2歳以上 | 4歳以上 |
アプリ スマホ対応 |
アプリがやや使いづらい Android携帯はアプリ使用困難 |
アプリが使いやすい ヘルスケアアプリとの連携あり |
G6をオススメする方はこちら!
- 精度がより高い持続血糖測定器が欲しい
- スキャンの手間/不自由を減らしたい
- 患者さんが小児/ご高齢で家族が見守りをしたい
- 低血糖を自覚しづらく(無自覚低血糖)低血糖の危険性がある
リブレをオススメする方はこちら!
- 常に見られたくない、好きな時だけ気軽にチェックしたい
- 目立ちにくい方がよい
- なるべく交換頻度は少なくしたい
- アラート等に縛られたくない
- Andoroidスマホを使用しており、スマホで血糖値を把握したい
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