ドレッドヘア?っていうぐらいコバンザメを体中にひっつけているジンベエザメ
以下は、記事の抜粋です。
海の巨人ともいわれるジンベエザメは、最大で約12メートル、体重は20トンにも達し、現生の魚類としては最大だ。大きいながらも主に動物プランクトンや小魚、植物性の餌を食べている。
それに対してコバンザメは名前に「サメ」と付いているものの、軟骨魚(エイ・サメ類)の仲間ではなく、硬骨魚(一般の魚類)で スズキ目コバンザメ科というグループに属している。体長70センチほどの細長い体で、大型のサメ類やカジキ類、ウミガメ、クジラなどに吸い付き、餌のおこぼれや寄生虫、排泄物を食べて暮らす。大型の生物に張り付くことで外敵から身を守ってもらえる。さらに移動にかかるエネルギーまで節約できる。
これまで、ジンベエザメとコバンザメの関係は「片利共生」という解釈が一般的だった。一方が共生によって利益を得るが、もう一方にとっては共生によって利害が発生しない関係である。
だが、コバンザメがジンベエザメの体表を掃除し、寄生虫や死んだ皮膚を取り除く行動は、ジンベエザメにとっても間接的な利益をもたらしているとすると考える研究者もいる。コバンザメは主にジンベエザメに付着する寄生生物「カイアシ類」を食べる。カイアシ類は、むず痒さを引き起こす原因となり、これを掃除することで、泳ぎやすくなるともいわれている。
つまり、コバンザメがジンベエザメの皮膚の掃除を行うことで、体表の健康維持や、寄生虫による病気や感染のリスクが軽減されるため、片利共生ではなく、互いに利益を得ることができる「相利共生」なのではないか?というわけだ。
「片利共生」なのか「相利共生」なのか?現在はまだ明確にはわかっていないが、今後の研究で明らかになることだろう。
A whale shark living in perfect harmony with his ecosystem
by u/fabioke in BeAmazed
コバンザメは、一番凶暴なサメと言われているホオジロザメにもくっついています(記事をみる)。「片利共生」なのか「相利共生」なのか?わかりませんが、食べられない理由が何かあるのでしょうか?
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