新型コロナワクチン、モデルナ製の方がファイザー製よりも感染、入院、死亡の予防についてより有効だった

3回接種後の効果、ファイザー製/モデルナ製各160万人で比較
以下は、記事の抜粋です。


新型コロナウイルスのデルタ変異株~オミクロン変異株の流行期において、BNT162b2(ファイザー製)ワクチンまたはmRNA-1273(モデルナ製)ワクチンによるブースター接種はいずれも、接種後20週以内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による感染および入院に関して適度な有益性があることが、オックスフォード大学のWilliam J. Hulme氏らのマッチドコホート研究で明らかとなった。

解析対象は、BNT162b2またはmRNA-1273の3回目接種を受けた、ブースター接種前28日以内にSARS-CoV-2感染歴のない18歳以上の成人。BNT162b2群、mRNA-1273群で各々161万8,959例がマッチングされ、合計6,454万6,391人週追跡された。

主要アウトカムは、ブースター接種後20週間におけるSARS-CoV-2検査陽性、COVID-19関連入院、COVID-19関連死、非COVID-19関連死であった。

20週間のSARS-CoV-2検査陽性リスク(1,000人当たり)は、BNT162b2群164.2、mRNA-1273群159.9、BNT162b2と比較したmRNA-1273のハザード比(HR)は0.95であった。

同様に、COVID-19関連入院リスク(1,000人当たり)は、BNT162b2群0.75、mRNA-1273群0.65、HRは0.89であった。

COVID-19関連死はまれで、20週間のリスク(1,000人当たり)はBNT162b2群0.028、mRNA-1273群0.024、HRは0.83であった。

3回目接種後のCOVID-19関連入院/死亡はまれであったが、SARS-CoV-2検査陽性も含めてmRNA-1273よりBNT162b2のほうがリスクは高いと推定され、これらの結果は、プライマリ接種コースのワクチンの種類、年齢、SARS-CoV-2感染歴、英国予防接種に関する共同委員会(JVCI)の定義による臨床的脆弱性のサブグループ間で一貫していた。


効果も副反応もモデルナ製が強いみたいです。これまで副反応が軽かったリスクの高い高齢者などはモデルナ製を選んだ方が良いかもしれません。

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