“バンクシー”がウクライナに

ウクライナ・キーウ近郊では、バンクシーの作品とみられる壁画がいくつも見つかっています。

目撃者：「（Q.バンクシーを見たのか？）はい、見ました。救急車みたいな車に乗っていました。有名な人なんて思わなかったです」

小さな子どもが柔道着を着た大人を投げ飛ばしている絵は、柔道黒帯の実力者として知られる、プーチン大統領を皮肉っているのでしょうか。

新体操をする少女の絵は、バンクシー本人のSNSにも投稿されています。正体不明のストリートアーティストとして知られるバンクシーですが、今回は作品を描く姿を目撃したという複数の証言がありました。

目撃者：「作業着を着ている人が4、5人で、動作がすごく速かったです。型紙を使って、スプレーで描いていました」

バンクシーは個人ではなくグループなのでしょうか。ただ、別の目撃者は、バンクシーはそのうちの一番年上の男性ではないかと感じたようです。

目撃者：「ひげもあって、45歳から50歳以下だと思う。彼が団体の中で一番年上に見えた。他の手伝いをしていた人は、30から35歳くらいだったね」

絵が見つかったボロディアンカは、ロシア軍の激しい攻撃を受けた町の一つです。

地元住民：「これはウクライナの歴史的な瞬間です。バンクシーのようなアーティストがウクライナを訪れることで、このロシアによるひどい現状を世界に見せてくれるから」

私も仕事の速さから、バンクシーは複数の人間だと思っていました。「ライトバンに乗ってきて、複数で型紙とスプレーを使って素早く作品を完成させて、サッといなくなる。」そんな感じです。

新体操をする少女の絵は、バンクシー本人のSNSにも投稿されているのなら本物でしょう。