日本のジェンダーギャップ指数、116位 今回も主要先進国で最下位
以下は、記事の抜粋です。
世界経済フォーラム（WEF）は7月13日、世界の男女格差の状況をまとめた2022年版の「ジェンダーギャップ報告書」を発表した。男女が平等な状態を100%とした場合、世界全体での達成率は68・1%。平等の実現までの年数はコロナ禍で1世代分遅れ、今のペースでは132年かかると警告した。日本は116位だった。
22年版は146カ国を対象に、教育・健康・政治・経済の4分野を分析。教育環境や閣僚の数、賃金の男女差などを比べ、「平等」への達成率を指数化した。
世界全体の達成率は68・1%で、前年の67・9%から前進。平等達成までの期間を4年分短縮できたが、20年から21年にコロナ禍の影響で大きく遅れた分は取り戻せていない。
世界で最も男女平等に近い国はアイスランドで、達成率は90・8%と唯一90%を超え、13回連続の首位の座を守った。2位のフィンランド（86・0%）、3位のノルウェー（84・5%）、5位のスウェーデン（82・2%）と上位には北欧諸国の「常連」がひしめく。4位はニュージーランドだった。6位と8位にはルワンダとナミビアのアフリカ2カ国がランクイン。7位の中米ニカラグア、10位のドイツは初めてトップ10入りを果たした。9位はアイルランドだった。前年81位だったロシアは、今回対象になっていない。
一方、日本は達成率65・0%で116位と、前回に続いて主要先進国で最下位。前回の120位から順位は上がったが、今回は調査対象国が10カ国減っている。長年の課題である政治と経済分野が低迷の原因だ。特に経済の達成率は56・4%で、前年の60・4%から後退した。コロナ下で女性の労働参加や管理職の割合が減ったことが響いた。
以下は、世界経済フォーラム（WEF）のプレスリリースのタイトルと抜粋です。
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ジェンダーギャップ指数は、「経済」「教育」「医療へのアクセス」「政治参加」の4分野のデータで、各国の男女格差を分析した指数で、4分野の点数は、いくつかの小項目ごとの点数で決まる。小項目を集計する際は、標準偏差の偏りを考慮したウェイトをかけている。 ただし、4分野の点数から算出される総合点は、4分野の平均になっている。スコアは1を男女平等、0を完全不平等とした場合の数値で、数値が大きいほど男女格差の解消について高い評価となる。
日本は、経済（121位）、政治（139位）、教育（1位）、医療（63位）で総合が116位ということのようです。教育が1位なのにおかしいと思って元のデータをみたところ、日本はスコア1で男女平等を達成しているとされていますが、スコア1の1位の国が21もあり、125位のネパールでもスコアは0.916でした。ダントツの最下位はやはり0.482のアフガニスタンでした。
医療はもっと差がなく、1位のハンガリーなど28か国はスコアが0.98で、63位の日本は0.973、146位（最下位）のインドでも0.937でした。
経済では1位のLao PDR（知らない国です）が0.883、121位の日本は0.564、145位のパキスタンが0.331、146位（最下位）のアフガニスタンが0.176です。
政治では1位のアイスランドがダントツの0.874で2位のフィンランドは0.682、72位の韓国は0.212、107位のアフガニスタンでも（と言ったら失礼かもしれませんが）0.132なのに、日本は139位の0.061です。ちなみに145位のクウェイトは 0.023、最下位のバヌアツは0.000です。女性議員をタレントで水増ししているのがばれているのでしょうか、、、
朝日の記事は政治における男女格差をぼかして報道していると思います。
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