以下は、記事の抜粋です。
たとえよく運動し、喫煙といった危険な生活習慣がないとしても、日に3時間以上座っていると余命は2年ほど縮む可能性があることが研究で明らかになった。BMJオープンが7月10日に掲載する。また、日に2時間以上テレビを見ていると、状況が悪化し、余命がさらに1.4年縮みかねないという。研究は、約16万7000人を対象に4~14年間にわたり実施した5つの調査を分析したもの。
2年前、オーストラリアの研究者たちは、日に4時間以上テレビを見ると回答した人々は、2時間以下と答えた人々より何らかの原因で死亡する確率が46%高いことを発見した。さらに、日に4時間以上テレビを見ている人々は心疾患で死亡する確率が80%も高かった。
今回の研究の中心的研究者、ピーター・カツマージク氏は、「日に30分間の運動の推奨のほかに、座って行う行為にも注目すべきだ」と指摘した。同氏は、「こうした指針に沿っている人々はいるが、1日のそれ以外の20時間、座ったままだったり座って作業をしていると、引き続きリスクに直面していることになる」と説明した。
カツマージク氏は、「できるだけ立つように」と勧める。「電話に出ている時はスピーカーフォンにして立ち上がることができる。オフィスの誰かに電子メールを送る代わりに、立って話に行く」などの例を挙げる。
元論文のタイトルは、”Sedentary behaviour and life expectancy in the USA: a cause-deleted life table analysis”です(論文をみる)。
論文では、日に3時間以上座らないヒトは余命が2年延び、テレビを2時間以上観ないヒトは1.4年延びると書かれています。記事と同じ意味かもしれませんが、少しニュアンスが違います。いずれにしても、できるだけ座らない方が寿命が延びるということです。寿命が縮んで欲しいヒトには席を譲りましょう。
コメント
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「いずれにしても、できるだけ座らない方が寿命が延びるということです。寿命が縮んで欲しいヒトには席を譲りましょう」——これは気滞瘀血に関係があるのでしょうか。興味深いことです。
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tak先生
お早う御座います、帰国されたんでしょうか、無事の御帰還なによりです。
これって血液循環が滞ることと関係あるんでしょうか、仕事で座り仕事の方は気の毒。
正座は血栓ができやすいのは想像できますが座るだけで駄目なのは運動不足と相関あるのかもしれませんね。
なるべく動くこと心がけます。
それでは本日も研究、講義と、大変お疲れ様です。
taniyan