年間2,800人の死亡を防げるワクチンを推奨せず、副作用も効果も不明な新型コロナウイルスワクチンの登場を待ち望む国

9価HPVワクチンの製造販売承認を取得／MSD
以下は、記事の抜粋です。

わが国では、子宮頸がんに毎年約10,000人の女性が新規罹患し、約2,800人が亡くなっている。とくに子宮頸がんは発症年齢が出産や働き盛りの年齢と重なることもあり、治療によって命を取りとめても女性の人生に大きな影響を及ぼすことが多い疾患であり、本症の予防ではワクチンの接種と定期的な検診が重要となる。

MSD株式会社は、7月21日、ヒトパピローマウイルス（HPV）の9つの型に対応した組換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン［酵母由来］（商品名：シルガード9水性懸濁筋注シリンジ）の製造販売承認を取得したことを発表した。

子宮頸がんに対するHPV型のカバー率は約90％
本ワクチンは、9歳以上の女性を対象に、HPV6、11、16、18、31、33、45、52および58型の感染に起因する子宮頸がんおよびその前駆病変、外陰上皮内腫瘍、および尖圭コンジローマの予防を効能・効果としている。

対応している型は、従来の4価HPVワクチンが対応している4つのHPV型（6、11、16、18型）に加え、新たに5つのHPV型（31、33、45、52、58型）のVLP（Virus Like Particle；ウイルス様粒子）を含んでいる。これら9つのHPV型のうち、HPV16、18、31、33、45、52、58型の7つの型は、子宮頸がん、外陰がん、腟がんなどの原因となることが知られている。

子宮頸がんに対するHPV型のカバー率は、HPV16、18型を含む4価HPVワクチンが約65％であるのに対し、本ワクチンでは約90％となる。また、HPV6、11型は、尖圭コンジローマの原因の約90％を占めている。

NHKのまとめによると、日本での新型コロナウイルスによる死者数は2020年7月28日の時点で1,002人です。このままのペースで増えても2,800人には届かないでしょう。

安倍首相も主要メディアも新型コロナウイルスのワクチンを待ち焦がれているように報道されていますが、子宮頸がんに対するワクチンについては、本記事で紹介されてような非常に優れたワクチンが世界中で市販されているにも関わらず政府が未だに推奨せず、メディアも大きく報道しません。何度もこのブログで書いていますが、子宮頸がんという病気で多くの女性が死亡する「いわゆる先進国」は近い将来、日本だけになると思います。