金魚も運転できる!水槽車を目的の場所に移動させることに成功
以下は、記事の抜粋です。
金魚も訓練すれば運転できるようになるという。四輪バギーに金魚の入った水槽を設置した特製の水槽車で室内をドライブさせたところ、目的の場所まで移動することに成功したそうだ。
イスラエルのBen-Gurion大学の研究チームが、この実験のために作られた水槽車は、4輪バギーの車体に水槽(40cm×40cm×19cm)が搭載されたもので、水槽を見下ろすようにカメラが取り付けられており、金魚が泳ぐ姿が常に撮影される。その映像をもとに、コンピューターが金魚が向かおうとしている方向を解析し、バギーを動かすという仕組みだ。室内にゴールを設置して、見事そこにたどり着ければ、ご褒美にエサをもらえるという実験だ。
実験に参加したのは、体長15cm~18cm、体重80g~120gの金魚6匹。その結果、行き止まりを避けたり、進路の間違いを修正したりと、金魚は巧みにバギーを操り、見事ゴールできたという。どこからスタートさせてもゴールにたどり着けるし、室内におとりを設置しても騙されない。金魚のドライビングスキルはかなりのものだ。
しかも訓練を重ねていくうちにドライビングスキルが上達することも確認された。最初はゴールするまで30分かかっていたが、、やがては1分以内に移動できるようになったそうだ。
今回の実験は、金魚が水中だけでなく、陸に上がってもきちんと動き回れることを証明した、「魚の脳内におけるナビゲーション能力と、それを扱う戦略は、彼らが暮らす水中環境と同じく、陸上環境でもうまくいく可能性があります」「このことは、空間を把握し、目的の場所に移動するというこの能力が、さまざまな環境を通じて普遍的なものであることを示唆しています。」と、研究グループは説明する。
池の鯉がエサを与えるたびに手を叩くことを繰り返すと、手を叩いただけで鯉が集まってくることは良く知られていますので、魚に学習能力があることはそれほど大きな発見ではないと思います。水中でなくて空中というところに意味があるのでしょうか?
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