オミクロン株はアフリカ由来か???

オミクロン型、欧州で市中感染懸念 南ア以前に確認も
以下は、記事の抜粋です。


欧州で新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染が相次ぎ確認されている。オランダでは南アフリカがWHOに報告する前に感染者がいたことが判明したほか、ドイツでは市中感染がすでに進んでいる可能性が浮上した。一方、WHOはアフリカ南部の国々を対象に渡航制限を導入する国が相次いでいることを踏まえ、「科学的根拠に基づいてない」と批判した。

オランダ保健当局は11月30日、19日と23日に採取した検体からオミクロン型を確認したと発表した。南アがWHOに報告した24日よりも前に感染者が存在していた。感染が確認された人物がアフリカへの渡航歴があるかどうかは不明で、当局が調査している。オランダは26日に南アなどからの渡航を制限したが、少なくともその一週間前にはすでに感染者がいたことになる。

欧州ではオミクロン型の市中感染がすでに広まっている可能性がある。ドイツのザクセン州では30日、海外渡航歴のない男性の感染が確認された。独DPA通信が伝えた。男性は39歳で、海外にいたことも、海外に滞在していた人との接触もないという。

英北部スコットランドのスタージョン行政府首相は29日の記者会見で、グラスゴーなどでオミクロン型の感染者が6人確認されたことを明らかにした。外国への渡航歴のない人もおり、市中感染が起きている可能性があるとの見方を示した。イスラエルでは3回目の新型コロナウイルスワクチンを接種済みだった医師2人がオミクロン型に感染した。

欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると30日現在、域内11カ国で44件のオミクロン型感染が確認されている。すべての感染者は無症状か軽症という。英国でもオミクロン型の感染者が同日時点で22人に増えた。ロンドンや北部スコットランドなど広範に確認された。

既存のワクチンはオミクロン型に効きづらいとの指摘がある一方で、重症化を防ぐ一定の効果は引き続き期待されている。米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は30日の記者会見で「ワクチンはオミクロン型に少なくとも部分的な防御効果があるとみている」と述べ、ワクチンの接種を受けるよう改めて国民に呼びかけた。

英国はワクチン接種でオミクロン型の流行に備える考えだ。ジョンソン首相は同日記者会見し、22年1月までに18歳以上にブースター接種(追加接種)を急ぐ考えを示した。2回目の接種から3カ月がたっている人を対象とする。接種拡大のため400人の軍人を動員し、臨時の接種センターを設置する。

オミクロン型については毒性など詳しいことは分かっていないが、初期に診察した南アの医師は感染者について「極めて軽症だった」と述べている。

欧州やアジアで広くオミクロン型が見つかっているにもかかわらず、各国がアフリカを対象に渡航制限をかけたことには異論もある。WHOのテドロス事務局長は30日、オミクロン型で「科学的根拠に基づかない対策を取っている国がある」と懸念を表明した。テドロス氏は加盟国との会合で、変異型を早期に見つけた南アなどに感謝すべきであるのに、国際社会は逆に罰していると語った。


アフリカはワクチン接種が世界で一番遅れている地域です。もしもオミクロン株がワクチンによる感染予防を免れる性質を持っているとすると、ワクチンが普及している国での方が選択淘汰による出現の可能性が高いと思います。

また、上の記事のEU担当者の「域内11カ国で44件のオミクロン型感染が確認されている。すべての感染者は無症状か軽症」というコメントを信じれば、ワクチンが有効なのかもともと軽症で終わる株なのかという楽観的な結論になります。

また、海外渡航経験がない患者が発生しているドイツやイギリスやアメリカの状況は既に「市中感染」を意味しているので、南アフリカで発生したのではなくこれらのワクチン普及国で発生した可能性もあると思います。

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