手洗い(相対リスク:0.47)、マスク着用(0.47)、対人距離保持(0.75)がCOVID-19発症率の減少と関連していた。~メタ解析

マスク・手洗いでコロナ発症率がどの程度下がるのか~メタ解析
とても興味のある研究です。以下は、記事の抜粋です。


新型コロナウイルスへの感染、発症、死亡に関して、感染対策はどの程度有効だったのだろうか。Monash大学のStella Talic氏らの系統的レビューとメタ解析から、手洗い、マスク着用、対人距離保持などがCOVID-19発症率の減少と関連することが示唆された。

本研究では、COVID-19データベースにおいて、COVID-19発症率、SARS-CoV-2感染率、COVID-19死亡率の減少における感染対策の有効性を評価した観察研究と介入研究を検索した。主要評価項目はCOVID-19発症率、副次評価項目はSARS-CoV-2感染率とCOVID-19死亡率などであった。マスク着用、手洗い、対人距離保持がCOVID-19発症率に及ぼす影響をメタ解析で評価した。

主な結果は以下のとおり。

・35報中8報をメタ解析した結果、手洗い(相対リスク:0.47)、マスク着用(0.47)、対人距離保持(0.75)がCOVID-19発症率の減少と関連していた。
検疫・隔離、ロックダウン、国境・学校・職場の封鎖による有効性は、研究の不均一性からメタ解析は不可能だった


元論文のタイトルは、”Effectiveness of public health measures in reducing the incidence of covid-19, SARS-CoV-2 transmission, and covid-19 mortality: systematic review and meta-analysis(covid-19の発生率、SARS-CoV-2の感染率、およびcovid-19による死亡率を減少させるための公衆衛生対策の効果:システマティックレビューとメタアナリシス)”です(論文をみる)。

手洗いをしてマスクをして対人距離をとれば、相対リスクは0.47×0.47×0.75=0.165675になるのでしょうか?

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