コロナワクチン、高齢ほど感染・入院リスク低下

コロナワクチン、高齢ほど感染・入院リスク低下
以下は、記事の抜粋です。


米国では、2020年12月中旬に、緊急使用許可(EUA)下に最初のCOVID-19ワクチンの使用が可能となった。2021年6月8日の時点で、全人口の52%が少なくとも1回のワクチン接種を受け、42%は2回の接種を完了しており、このうち65歳以上の接種率はそれぞれ86%および76%に達している。

本研究は、2020年11月1日~2021年4月10日の期間に、米国の初期段階のCOVID-19ワクチン接種プログラムが、全米の50歳以上の集団におけるCOVID-19患者、救急診療部受診、入院、死亡に及ぼした影響の評価を目的とする生態学的研究である。

ワクチン接種前と接種後の高齢集団と若年の基準集団における各評価項目の発生率の相対的な変化を算出した。引き続き、ワクチン接種前と接種後の期間を比較して、これらの相対的な変化の比が両期間で異なるかを評価した。

ワクチン接種後と接種前のCOVID-19患者の発生率比の変化を比較した相対的な変化の比は、50~64歳と比較して、65~74歳で53%、75歳以上では62%それぞれ減少した。

同様にCOVID-19による救急診療部受診者数は、50~64歳と比較して、65~74歳で61%、75歳以上では77%減少した。また、COVID-19による入院者数は、50~59歳と比較して、60~69歳で39%、70~79歳で60%、80歳以上では68%低下した。

COVID-19による死亡も、50~64歳と比較して、65~74歳で41%、75歳以上では30%減少したが、ワクチン接種の普及が死亡にどの程度の影響を及ぼしたかは不明であった。

著者は、「本研究の結果は、既存のワクチンのすでに確立されている有効性のデータと一致しており、対象者全員の接種率を高めることの重要性を強調するものである」としている。


元論文のタイトルは、”Estimating the early impact of the US COVID-19 vaccination programme on COVID-19 cases, emergency department visits, hospital admissions, and deaths among adults aged 65 years and older: an ecological analysis of national surveillance data(米国のCOVID-19ワクチン接種プログラムが、65歳以上の成人におけるCOVID-19症例、救急外来受診、入院、死亡に及ぼす早期影響を推定する:全国サーベイランスデータの生態学的分析)”です(論文をみる)。

これらの結果や高齢者は副反応が出にくいことを合わせて考えると、高齢者はワクチン接種を受けた方が良さそうです。

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