東京都で新たに1308人の感染確認 前週木曜日より412人増 20~30代で706人、65歳以上の高齢者は45人
以下は、記事の抜粋です。
7月15日、東京都が確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は1308人だった。先週木曜日の896人から412人増え、2日連続で1000人を超えた。
感染が確認されたのは10歳未満から90代の1308人。直近7日間の1日あたりの平均は882.1人で、前週(663.6人)と比べて132.9%となった。年代別では20代が最も多く450人、次いで30代の256人、重症化リスクが高い65歳以上の高齢者は45人だった。重症の患者は前日から3人増えて57人となった。また、4人の死亡が確認された。
厚労省が出した「新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識(2021年7月版)」はなかなか面白いです。以下は、その中のQ1~3です。
Q1. わが国では、どれくらいの人が新型コロナウイルス感染症と診断されていますか。
A. これまでに79万6,835人が新型コロナウイルス感染症と診断されており、これは全人口の約0.6%に相当します。※感染していても症状が現れず医療機関を受診しない人などがいるため、必ずしも感染した人すべてを表す人数ではありません。
Q2. 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人や死亡する人はどれくらいですか。
A. 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人の割合や死亡する人の割合は年齢によって異なり、高齢者は高く、若者は低い傾向にあります。重症化する割合や死亡する割合は以前と比べて低下しており、2020年6月以降に診断された人の中では、
・重症化する人の割合は 約1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)、
・死亡する人の割合は 約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)となっています。
※「重症化する人の割合」は、新型コロナウイルス感染症と診断された症例(無症状を含む)のうち、集中治療室での治療や人工呼吸器等による治療を行った症例または死亡した症例の割合。
Q3. 重症化しやすいのはどんな人ですか。
A. 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患のある方、一部の妊娠後期の方です。重症化のリスクとなる基礎疾患等には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満、喫煙があります。
年齢によって重症化がこんなに違うのは驚きです。東京でのワクチン接種状況は詳しく知りませんが、高齢者のワクチン接種の効果が出ていると思います。今後しばらくは、ワクチンと変異株の争いで感染状況が決まると思います。強制力のない今の日本の感染収束は、ワクチンに依存しています。
コメント