英コロナ感染、変異株デルタが急増 累計7.6万人に

英コロナ感染、変異株デルタが急増 累計7.6万人に
以下は、記事の抜粋です。


英イングランド公衆衛生局が6月18日発表したデータによると、16日までの1週間に国内で新たに確認された新型コロナウイルス変異株「デルタ(インドで最初に見つかった変異株)」の感染者数は3万3630人だった。累計では7万5953人で、前週から79%増えた。

健康安全庁のチーフ・エクゼクティブ、ジェニー・ハリーズ氏は「国内全体で感染者が急速に増えており、現在はデルタが支配的だ」と説明。「入院者数や死者数が同じ率で増えていないことは心強いが、引き続き状況を注視する」と述べた。

公衆衛生局は、ワクチンは依然としてデルタ株による入院リスクを防ぐのに有効だと強調。14日時点で、デルタ株の入院者数は806人と、前週から423人増えた。入院者のうち527人がワクチン未接種で、84人は2回の接種を受けたという。


6月6日までの1週間に東京都の研究機関が行ったスクリーニング検査で、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」が3割あまりにのぼりこれまでで最も多くなったそうです。5割は、イギリスで見つかった変異ウイルス「アルファ株」が、また、残りは従来のウイルスがそれぞれ検出されたということです(記事をみる)。

北海道大学の伊藤公人教授と京都大学の西浦博教授らのグループは、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」の国内での感染力は、従来のウイルスと比べて「1.78倍」になるおそれがあることが分かったと報告しています。

東京の感染者数がなかなか減らないのは、関西よりも早くデルタ株が広まったためかも知れません。今後しばらくは、デルタ株の感染拡大とワクチンの普及との競争になると思います。

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