加藤長官「移動自粛、必要ない」 医師会長呼びかけに
以下は、記事の抜粋です。
日本医師会の中川会長が「秋の我慢の3連休」として11月21日からの3連休の外出自粛を呼びかけたことに対し、加藤官房長官は18日の記者会見で、「現時点の感染状況を踏まえ、県をまたいだ移動について一律に自粛を要請する必要があるとは考えていない」と述べた。
加藤氏はマスクの着用、3密の回避など適切な感染対策を講じることで、「移動による感染リスクを低下させることは可能と考えている」と強調。また、政府の旅行支援策「Go To トラベル」についても、「感染防止策によって旅行による感染リスクは低減できる」として、引き続きトラベル事業を推進していく考えを示した。
中川氏は、感染拡大とトラベル事業との関連性を問われ、「『Go To トラベル』自体から感染者が急増したというエビデンスはなかなかはっきりしないが、きっかけになったことは間違いないと私は思っている。感染者が増えたタイミングを考えると関与は十分しているだろう」と話しました。「エビデンスははっきりしない」という言い方が逆に説得力があります。
旅行などの移動で感染リスクが増えることは既に多くのエビデンスがあります。このリスクの増加を手洗いなどの感染防御策を行うことでどの程度防げるかどうかは分からないと思います。加藤氏はエビデンスもなく「感染防止策によって旅行による感染リスクは低減できる」と繰り返し述べています。
このまま政府が何もしなければ、国民による感染防止策だけで新型コロナウイルスの感染拡大と戦う事になります。絶望感が強いです。竹やりでB29を迎えた戦前の日本もこんな感じだったのでしょうか。
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