Go Toトラベル 10月1日から東京追加へ イベント人数制限 緩和も
以下は、9月11日の記事の抜粋です。
政府は、観光支援事業「Go Toトラベル」で、これまで補助の対象から外れていた東京都について、10月1日から対象に追加する方針を明らかにした。
赤羽国交相「東京都を目的とする旅行、東京都に居住する方の旅行を、10月1日からGo Toトラベル事業の対象とすることを本日の分科会で諮ることを決めた」
9月11日夕方の政府の分科会では、Go Toトラベルについての政府方針のほか、イベントの人数制限の緩和についても、専門家の意見を聞く予定。
室内イベントで、観客が大声を出さないクラシックコンサートなどは、収容人数の50%以内という制限を撤廃し、プロ野球などの大規模イベントは、50%制限は残したうえで、最大5,000人としている条件は、撤廃も含めて検討する方向で話し合われる。
政府は、専門家の意見をふまえて、最終的に決定する方針。
9月15日の東京都の実行再生産数は以下の図のように、1.38です。この値は、1人の感染者が何人に感染させるかを表しており、1.0以上だと感染拡大へ、1.0未満だと収束へと向かいます(サイトをみる)。
もちろん、この値は推定値で、感染者数のデータが少ない都道府県ほど推定誤差が大きくなる傾向にありますが、感染者数のデータが多い東京の感染が現在拡大傾向であることは間違いなさそうです。東京では、経済にダメージを与えないために、「3密の回避」、マスクや手洗い、レジでのスクリーン、大相撲の入場制限などの現状でできる限りの感染対策はとられていると思います。その結果が、実行再生産数=1.38です。
この東京から多くのヒトが地方に出かけ、地方のヒトが東京を訪れ、制限が緩和されたイベントに参加すればどうなるのでしょう?「ぐるなび」関連会社から献金された新首相が推す「Go to イート」も始まります。
それにしても、政府がメディアに発表してから分科会で専門家の意見を聞くというのは、本当に「聞くだけ」のためですね。
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