米、たばこ箱に健康被害写真 12年に明示義務化へ
以下は、記事の抜粋です。
米食品医薬品局(FDA)は11月10日、喫煙による健康被害を伝えるため、汚れた肺などの写真を載せた36種類の新たなたばこパッケージ案を発表した。来年6月までに9種類を選定し、2012年秋から国内で販売するたばこに表示を義務付ける方針。
「喫煙はあなたを殺す」との警告文を大きく明示。たばこの吸いすぎで汚れた肺や後退した歯茎など、ショッキングな写真がパッケージの前面と後面の上半分に大きく配置されている。受動喫煙によって子どもやたばこを吸わない人に健康被害が及ぶことも警告している。
FDAは「たばこの悪影響を減らすためにはある程度明確で、身震いするような絵が必要になる」とコメントしている。
米国では09年、たばこの製造や販売を大幅に規制する権限をFDAに付与する初の包括的なたばこ規制法が成立した。
元の発表のタイトルは、”Proposed Cigarette Product Warning Labels”です(発表をみる)。
いくつかのラベル案を紹介します。
もっとご覧になりたい方は下記の項目をクリックしてください。
Cigarettes are addictive.
Tobacco smoke can harm your children.
Cigarettes cause fatal lung disease.
Cigarettes cause cancer.
Cigarettes cause strokes and heart disease.
Smoking during pregnancy can harm your baby.
Smoking can kill you.
Tobacco smoke causes fatal lung disease in nonsmokers.
Quitting smoking now greatly reduces serious risks to your health.
発表によると、これらの中から選ばれた9種類のラベルのどれかをタバコのパッケージの前面・裏面の上部に配置し、これらの面の50%以上の面積を占めている必要があります。また、タバコの広告においても、20%以上の面積を使ってこれらのラベルの文と画像を使用しなければなりません。下はその例です。
日本たばこ産業(JT)の業績は堅調で、第2四半期の売上高は前年同期比、8.0%、営業利益は同21.5%増。たばこ価格が10月から大幅に引き上げられ、下期の収益を懸念する見方はあったものの、ここ、値上げを理由とした禁煙者の割合が予想ほどではないとの見方があり、ひところの懸念が薄れているそうです(記事をみる)。
増税は、税収増につながりそうです。日本も同じような法律を導入できるでしょうか?
このニュースを報じるNBCの動画
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