花粉症薬を保険適用外にするなら、、、

花粉症薬を保険適用外に…健保連の政策提言に歓迎する声、懸念する声https://newswitch.jp/p/19089
以下は、記事の抜粋です。


市販品で代用できる花粉症治療薬は公的医療保険の適用外にするべき―。2020年度の診療報酬改定に向け、健康保険組合連合会(健保連)がとりまとめた政策提言が注目されている。公的医療保険からの適用除外は医療費削減に直結する一方、全額自己負担になると薬代がかさむなどといった否定的な意見も出ている。

「国民皆保険維持のために、見直しは必要だ」。健保連の幸野庄司理事は厚生労働省で会見し、語気を強めた。医療費は今や年間40兆円を超え、企業健保の財政を圧迫している。幸野理事は「財政が厳しくなれば保険料は上がる」と訴え、医療機関が処方する花粉症治療薬を公的医療保険の対象から外し、自己負担とする必要があると主張した。

花粉症治療薬は近年、医療機関で処方される治療薬と同等成分を有する「アレグラ」や「アレジオン」などが市販薬として発売された。医療機関が処方する花粉症治療薬から市販薬に代替が進めば、最大で年間約600億円の医療費削減効果があるという。

幸野理事はさらに、最近増加している高額薬剤の財源を捻出するためにも、花粉症治療薬を公的医療保険の対象外とする必要があると強調した。


OTC化された薬物は医師による処方箋が不要、即ち薬剤師の判断で患者に提供できる安全な薬物であることから考えれば、健保連の政策提言は理解できます。それならいっそ、風邪薬などのOTC化された薬物はすべて公的医療保険の対象外とすべきだと提言すべきでしょう。そうすれば、40兆円の中の600億円ではなく、もっともっと財政悪化阻止に貢献できる数字が期待できると思います。

ただし、その場合は入院中の患者に風邪薬や花粉症薬が必要になった場合、現在の制度では病院で処方される薬にも公的保険が適用できなくなるので、歯科診療と同じような保険と非保険が混在する混合診療制度の導入が必要になると思います。

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