世界最速スーパーコンピュータ、CrayがIBM抜く 中国が5位に
スパコンの世界ランキングが発表されました。「2位ではダメなのか?」と「仕分け人」が聞いたらしいけど、日本の最高は、「地球シュミレーター」の31位です。以下は、記事の抜粋です。
世界最速スーパーコンピュータのTop500ランキングの最新版が発表された。これまで首位を走ってきたIBMをCrayが追い越し、5位には中国のシステムがランクインした。
第34回目となる今回のランキングでは、Crayの「Jaguar」がベンチマークスコア1.76PFLOPSで首位を獲得した。同システムは米オークリッジ国立研究所で稼働している。前回首位のIBMの「Roadrunner」は2位に転落。スコアは1.04PFLOPSで、米ロスアラモス国立研究所で利用されている。
3位は前回6位だったCray製「Kraken」(スコア832TFLOPS)、4位はドイツで稼働しているIBM製「JUGENE BlueGene/P」(スコア 825.5TFLOPS)で前回の3位から転落。
5位は中国のシステム「Tianhe(天河)-1」(スコア563TFLOPS)で、トップ10圏外から大幅に順位を上げた。同システムは天津の国立スーパーコンピュータセンターで石油の探査や航空機設計シミュレーションに利用されている。IntelのXeonプロセッサとAMDのGPUのハイブリッド設計という。
2位は遠い夢です。そのうちスパコンは、バレーボールみたいに、世界一をめざした競争と関係のない世界になるのでしょうか?
「バレーボールで日本が金メダルをとったことがあるらしい」「うっそー?」みたいな。あの頃、回転レシーブや時間差攻撃などは、不器用な外国人にはできないと多くの日本人が錯覚していたと思います。
NASA、月に水の存在を確認 宇宙基地建設の最有力候補に
以下は、記事の抜粋です。
米航空宇宙局(NASA)は11月13日、10月に行った無人探査機を月面に激突させる実験の結果、月に水が存在することを示すデータを得たと発表した。関係者からは、月面基地建設の実現に向けての大きな後押しとして、「画期的な発見だ」との声が上がっている。
10月9日、太陽光が当たらない「永久影」となっている月の南極付近のクレーター「カベウス」に、無人探査機「エルクロス」を時速9000キロで激突させ、舞い上がった噴出物を分析した実験の結果、判明した。
分析作業は現在も進行中だが、NASA担当者は「わずかな量ではなく、かなりの量が存在している」と指摘。従来、完全に乾燥していると考えられてきた月に大量の水が存在していることが判明したことは、「月に関する理解を一変させるものだ」と強調した。
今回の発見は、水を電気分解し水素をロケット燃料に、酸素を宇宙飛行士の呼吸用として利用する道を開くことにもつながる。AP通信は「水の存在が判明したことで、月は再び魅力的な目的地となるだろう」との専門家の見方を示している。
詳しい記事は、こちら。
水の存在は、以下の記事のように別の方法でも明らかにされています。
インド探査機、月に水が存在する証拠を発見 英紙「画期的」と報道
こちらの研究では、月面から放射される光を分析し、どのような物質から出た光なのかを調べた結果、水分子か、水の構成要素となる水酸基からの光が含まれていたことがわかりました。
太陽から高速で飛んでくる水素の粒子が、月面の酸素と反応して水が新たに作られている可能性が高いとのことです。私は、月はカラカラの世界だと思っていました。月が青くみえるのも、水のせいかもしれませんね。スパコンも宇宙開発も、世界はドンドン進んでいます。
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