関西の“ナゾの終着駅” 真反対の「網干駅」と「野洲駅」には何がある?
なかなか興味深いタイトルと内容の記事でした。以下は、記事の抜粋です。
普段から関西を走る「新快速」を使っている人たちなら気になる駅があるはずだ。新快速や「快速」などでしばしば終点の駅となっているふたつの駅。そう、網干駅と野洲駅だ。というわけで、今回はこの2駅に足を運んでみた。
■網干駅(JR山陽本線/兵庫県姫路市)
「あぼし」と読むのだが、どこにあるかというと姫路よりも西である。日中ならば1時間に2~3本ほどの快速が、夜遅くなるとほとんどの新快速も網干行となる。
ではそんな網干駅はどんな駅なのか。ご想像の通り、ごく普通の地方の小さな駅である。都会の駅前ビルのような華やかな商業ビルではないけれど、これもまた“地方の駅前”感がムンムンなのだ。そしてその周囲は……これでもかってほどに駐車場である。駅から出てきた人たちの大半は足早に近くの駐車場へ消えていき、そこからマイカーで去っていく。そしてこれらの駐車場、実に安い。1日停めてもなんと600円。東京のど真ん中だったら1時間も停められない料金で、1日クルマを置きっぱなしにできるのだ。
なるほど、確かに網干駅から始発電車に乗れば座って快適に通勤もできるし、悪くないのかもしれない。都心の駅前にはお決まりのコンビニやファーストフード店も見当たらないのは、すぐにクルマに乗ってしまうから駅周辺の滞在時間が短いということなのだろう。
■野洲駅(JR東海道線/滋賀県野洲市)
網干駅から新快速に乗り込んで約2時間20分。こちらも1時間に2本ほどの列車が京都・大阪方面から走ってきて終点としている。となれば、網干駅とそれほど違わない……と思って降り立ってみると、これがビックリである。東口駅前には大きなマンションがいくつもドーン! 背丈の高いビルはこうしたマンションくらいで、あとは商業ビルも少ない小さな駅なのだが、駅のあたりを歩く人の数も網干駅と比べると段違いに多い。
つまるところ京都・大阪・神戸などの都心に乗り換えなしでアクセスできるという点で野洲と網干は同じような立ち位置なのである。網干駅近くには網干総合車両所があるし、野洲駅近くにも網干総合車両所宮原支所野洲派出所がある。終電間際に網干行・野洲行が増えるのはこうした理由からだ。
神戸から西へ行く場合、阪神間の各駅に停車する「普通電車」は西明石駅までしか行きません。上記の「快速電車」が西明石から以西の各駅に停車します。そのため、西明石と加古川の間の駅、例えば魚住や東加古川に行って帰るには、乗り換えのための待ち時間が必要なため、予想以上に時間がかかります。
新快速が停車する加古川駅や姫路駅周辺の人口は多く、通勤時間帯に確実に座れる可能性は低いです。そのあたりが、自然が豊かである理由以外に網干や野洲に住むことを選択する理由だと思いました。
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