2015年,最もヒットした医薬品は?
以下は、記事の抜粋です。
アイ・エム・エス・ジャパンが発表した2015年の医療用医薬品市場調査(薬価ベース)によると,最も売り上げ規模が大きかったのは,同年に発売されたC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」(一般名:レジパスビル/ソホスブビル)だった。
売上金額上位10製品は表の通り。
根治が望めるC型肝炎治療薬、「ハーボニー配合錠®」(レジパスビル/ソホスブビル)と「ソバルディ®」(ソホスブビル)が、それぞれ1位と4位を占めたのは納得です。しかし、「アバスチン®」(ベバシズマブ)がこんなに売れているのには驚きました。
「モーラス久光®」(ケトプロフェン)や「リリカ®」(プレガバリン)の高い売り上げは、なかなか治らない腰痛が多いことを示していると思います。この売り上げをみると、貼り薬を保険適用から外そうとする支払い側の気持ちが分かるような気がします。
「ネキシウム®」(エソメプラゾール)は先日、認知症と関連すると報告されたPPIの1つです。今後の売り上げにどう影響するのか、注目したいと思います。
あと、「ジャヌビア®」(シタグリプチンリン)の売り上げをみると、日本人医師の「DPP-4阻害薬好き」はまだ続いているみたいです。
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