タイ警察とデモ主導者の協議不調、後日再協議へ
以下は、記事の抜粋です。
タイ警察は2月16日、反政府勢力による政府機関や道路の封鎖の解除に向け、反政府デモを主導している仏教僧ルアン・プー・ブッダ・イサラ師と協議したものの、協議は不調に終わった。
イサラ師は、テレビで放映されたビデオ会議で、政府は封鎖解除をデモ参加者取り締まりの口実に利用していると主張。警察に対し「流血の事態となった場合、政府は責任を取るのか。あるいは工作員らのせいにするのか」と質した。
警察当局者は、武力は使わないと明言。「あなた方に配慮と理解をお願いする。毎日数万人の人々が、道路を使えないことでストレスを募らせている」と述べた。
治安警察は14日、反政府デモ隊が封鎖している政府の建物や主要な交差点を開放するための作業を開始した。封鎖解除作業を統括しているチャルーム・ユーバムルン労相は、来週デモ隊が占拠している5カ所の開放を目指すとしている。
以下は2月14日、Sladean駅付近で撮影した封鎖されている道路の写真です。
封鎖された道路が歩行者天国のようになり、屋台がたくさん出て、家族連れが楽しそうに歩いていたりします。デモや集会に参加している人々も極めて平和的です。現地の人も「政府が来ない限りは安全」と言っていました。しかし、「交差点を開放する」ことは、ここに警察あるいは軍が入ることを意味します。政府は「強硬な措置はとらない方針。」としていますが、交差点を開放しようとすれば、衝突がおこるでしょう。
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