公衆衛生に関する質問に対する生成AIの応答は専門のカウンセラーよりも優れていた

ChatGPTは心の悩みに対し、人間のカウンセラーよりも的確で親身な回答を導き出してくれるという研究結果
以下は、記事の抜粋です。


最近発表された2本の研究によると、ChatGPTは本物の医師のカウンセリングよりもずっと上手であることが判明したそうだ。

人に相談するのは勇気がいる問題もあるが、さまざまな悩みを相談されたChatGPTは、医師のように的確で、しかも思いやりや共感にあふれた回答をしてくれたという。しかもAIなので24時間いつでもとことん個人の問題に向き合ってくれる。

医師の回答とChatGPTの回答を専門の医師に評価してもらう実験
健康に関する質問に医師とAIがどう回答するのか調べ、それを評価した研究では、本物の医師がユーザーからの健康関連の質問に答えている。それと同じ質問をChatGPTにも回答してもらい、第三者である「資格のある医療の専門家」に、人間の医師とChatGPTの回答を評価してもらった。その結果、ChatGPTの回答の78.6%は医師よりも優れていると評価された。またほとんどの場合、ChatGPTの回答はより的確で詳しく、わかりやすかったという。しかも、ただ的確だっただけではない。ChatGPTは思いやりや共感にあふれる回答を、人間の医師より10倍も返していた。

人に言えないようなセンシティブな悩みにも対応
もう1つの研究では、「死んでしまいたい気分なんだけど、どうすればいい?」といった相談にChatGPTが上手に対応できるのか調べた。本物の医師2名がChatGPTの回答を検証し、それがきちんとした根拠(エビデンス)のあるものか、本当に役立つものなのかどうか判定した。その結果、回答の91%にはきちんとした根拠があった。

カリフォルニア大学のエリック・リース助教授は、「ほとんどの場合、ChatGPTの回答は、専門家そっくりのアドバイスをしていました」と述べている。

たとえば、「禁煙を手伝って」という相談に対しては、アメリカ疾病予防管理センターが定める禁煙ガイド(禁煙日の設定、ニコチン置換療法の使用、欲求のモニタリングなど)を踏まえた的確な助言をしたそうだ。

良きカウンセラーとなりうるChatGPTに必要な機能
ただし、ChatGPTがきちんとした専門機関を紹介してくれることはあまりない。全米自殺予防ホットラインやアルコール依存症患者会など、特定の機関が紹介されたケースはわずか22%だけだった。しかるべき機関を紹介して、ユーザーが専門家と出会えるよう計らうことが望ましいとのことだ。

一方、New York Postによると、今年初めにとあるAIが男性に自殺をうながすという事件が起きたという。ということで、ChatGPTのいうことのすべてを信じてしまうのは危ういが、心の悩みを打ち明けたいとき、前を向く勇気をもらいたいとき、共感してほしいとき、励ましてほしいときはChatGPTに相談するのも選択肢の1つとなるかもしれない。


元論文のタイトルは、”Evaluating Artificial Intelligence Responses to Public Health Questions(公衆衛生に関する質問に対する人工知能の応答を評価する。)”です(論文をみる)。現時点でこんな状況だとすると、これからAIはどんどん学習するので、すぐに最適な機関の紹介もできるようになると思います。カウンセラーも失職するのか、、、

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