西塔の草屋

瀋陽には西塔とよばれる朝鮮族が多く住む地域があります。中国は漢民族も含めると56の民族が住む多民族国家で、朝鮮族もその1つです。瀋陽のある遼寧省は北朝鮮と国境を接しているため、中国で最も多くの朝鮮族が住む省です。西塔の街にはハングルが溢れ、多くの焼肉屋があります。

私はこれまで2回西塔で焼肉を食べましたが、2回とも4年前のブログで紹介した「庭院焼烤」という店でした。今回は別のところに行こうということになり、友人がインターネットで調べて評価が高かった「草屋」という店に行きました。

タクシーからみた地域のシンボル、西塔(上)。草屋の外観(下)。非常にわかりにくい場所にあり、グーグル・マップスも間違っていました。


イス席や掘りごたつ席もありましたが、通されたのは座布団を敷いて座る席でした。客が来る前から青葉、ニンニク、ピーマンなどの薬味や麦茶が置いてありました(上)。下はこの店がおススメとして出してきた、タレに浸けた肉です。



タレに浸けていない肉(上)。我々が注文した肉はすべて牛肉です。肉は下のように女性店員が火箸とハサミを使って焼いてくれます。



焼いてくれているところ(上)。焼けた肉は皿にとってくれます。燃料は炭です。焼肉以外にもいろいろなものが注文しなくても出てきます。下は冷たい野菜スープです。このシステムは、以前ブログで紹介した「嘉門 芦屋コリアン亭」とよく似ています。


以下の6つは上の野菜スープと同様、自動的に出てくる「つきだし」です。白菜キムチ(上)。黒豆の煮たもの(下)。



ウリの天ぷら(上)。「ごまめ」と似たイワシ(下)。これらは辣くない。



青い野菜の漬物、辣くないが塩辛い(上)。大根のキムチ(下)。



追加で注文した石焼ビビンバ(上)と豆腐のスープ(下)。石焼ビビンバは日本のものとほとんど同じでしたが、豆腐のスープは初めて食べるもので、高野豆腐を粉砕したようなものが入っていました。見た目と食感がかなり違いました。



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