韓国製1号新型コロナ経口治療薬「ゾコーバ」…当局「導入しない」
日本が「緊急承認」した「ゾコーバ」を韓国は承認しなかったというニュースです。しかも「韓国製」と書いてあります。以下は、記事の抜粋です。
韓国製薬会社が開発に参加した新型コロナウイルス感染症の新しい経口治療薬「ゾコーバ」が緊急使用承認の壁を越えることができなかった。中央防疫対策本部は新型コロナの経口治療薬「ゾコーバ」の食品医薬品安全処の緊急使用承認の要請および国内導入について議論した結果、「必要性が低い」として導入を見送ったと12月28日、明らかにした。
中央防疫対策本部は「これまで関係部署、感染病診療医師ネットワーク、感染病管理委員会など3回にわたって同薬の臨床効果や安全性、薬品情報(服用対象、服用時点、併用禁忌薬品など)、海外緊急使用承認および購入、国内緊急導入および活用性などを多角的に議論した」と説明した。続いて「感染病管理委員会の審議・議決によりゾコーバの緊急使用承認要請および政府購入の必要性が低いと決定した」と明らかにした。ただし、中央防疫対策本部は海外での緊急使用承認・後続臨床の結果、購入および活用状況などを持続的にモニタリングすると付け加えた。
ゾコーバは韓国のイルドン製薬と日本のシオノギ製薬が共同開発した新しい新型コロナ経口治療薬だ。臨床第III相で症状発現後72時間内に患者を対象にコロナの主要5大症状(せき、咽喉痛、鼻水・鼻詰まり、発熱、疲労感)の改善効果を観察したところ、ゾコーバ投与群が症状改善にかかった時間は約7日で、偽薬群(約8日)よりも早く治った。日本では先月22日に緊急使用承認を決め、米国と欧州では緊急使用承認検討段階だ。
ゾコーバは国産1号経口治療薬になるのではないかと注目されてきた。シオノギ製薬はイルドン製薬に共同開発だけでなく技術移転も約束したという。だが、緊急使用承認には至らずゾコーバが国内導入されるまで険しい道のりが予想される。
防疫当局関係者は「緊急使用承認は保健福祉部や疾病庁が公衆衛生危機状況で事態の緊急性を考慮して食品医薬品安全処に要請するもので、薬のリスクよりも効果が大きく代替薬がないか在庫が不足していなければならない」と話した。また「現在、流行増加傾向にあるが感染者が10万人以下に安定的に維持されていて、すでにファイザーのパクスロビドやMSDのラゲブリオなど代替薬があり、在庫も少なくない状況」と説明した。
ゾコーバ®の開発に韓国の製薬企業が関与していたとは知りませんでした。韓国の防疫当局関係者という人の言ったとされること(下線部)は、その通りだと思います。普通に考えれば、こうなります。審議会に利益相反の「専門家」が入ったりしていないのでしょう。
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