おもしろいツイートがあったので、そのまま紹介します。
さいたま市の小道で運転中、信号のない横断歩道の前に高齢女性が立っていたので渡ってもらおうと停止した。すると女性からお先にどうぞとジェスチャーが。そこで発進させようとした時、木陰から身を乗り出し始めた警察官を発見した。これは発進すると歩行者妨害で取り締まられると確信。女性に改めて先に渡るようにジェスチャーで促すも再び先にどうぞとジェスチャーを返された。仕方なく窓を開けて大声で「警官がいて、先に発進すると私が捕まるので渡ってくださーい」とお願いした。女性は横断歩道を懸命に急いで渡り、警察官は慌ててまた隠れてしまった。取締りの正しい運用とは何だろうか。
【追記】複数の方からこのようなケースは取締りの対象にならなくなったとご教示いただいたほか反響も大きいので埼玉県警に取材し、交通指導課次席の方にご対応いただきました。「取締りは交通事故防止が基準である」とした上で、今回の私が遭遇したケースでは歩行者が横断を開始しておらず車両が一時停止した後に安全が確保されている中で歩行者から譲られて通行した場合は取締まらないようにしているとのことです。また「警察庁から適正な取締りを行うよう通知がきている」とのことで、現場でも周知を図っているとのこと。なお、車両がスピードを出していて横断歩道前などで急ブレーキをかけたりするなど渡ろうとする歩行者が恐怖を覚えて譲ってしまうような危険なケースもあり、安全と事故防止の観点から取締り対象になる場合が状況によるので「一概に判断できない」ところもあるそうです。そのほか法律家や警察庁など関係するところを取材をして後に改めて記事でまとめられればと思います。
取締りの対象にならない可能性があることや類似事案で警視庁でも問題になっていたことなどをご教示いただいたTwitterの皆様に感謝申し上げます。また埼玉県警からもお話を聞いている中で一緒に交通安全のための議論や認識を広めたいと前向きな方向性も伺いました。同県警のご対応にも感謝表明します。
運転している時には、慌てて渡ろうとした老人が転倒したらどうしようとか、歩行者の時には全然止まってくれない車が多いなあとか、いろいろ思うところのあるルール改正です。
いっそ、すべての交差点にカメラをつけて、AIで違反を判定してはどうかと思う今日この頃です(記事をみる)。
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