Test-Taking May Improve Learning in People of All Ages
以下は、記事の抜粋です。
“APA journal Psychology and Aging”にオンラインで掲載された報告によると、年齢、働いているか否か、学生か否かなどに関わらず、単に何度も目を通したり、理解して覚えようとする勉強を繰り返すよりも試験を受ける方が効率的に学べるという。すなわち、長い間学校へ通っていないような年配の世代でも、若い世代や学生と同様に、試験を受けることが最も効率的な勉強法であることが明らかになった。
論文の筆頭著者であるAshley Meyer氏は、「若い学生が新しい情報を学ぼうとする場合、試験による方法が良いことはこれまでも確立されていたが、本研究によって、どんな年代の場合でも試験が学習効果を上げるために有効であることが証明された。」と話している。
具体的には、課題について学習した後で試験を行い、答え合わせをして、どの問題に正しく答え、間違ったかを知るだけで、学習を改善するのに十分だった。
元論文のタイトルは、”Taking the Testing Effect Beyond the College Freshman: Benefits for Lifelong Learning.”です(論文をみる)。また、学生についての結果は既にScience誌に約2年前の発表されています。その論文タイトルは、”Retrieval Practice Produces More Learning than Elaborative Studying with Concept Mapping”です(論文をみる)。
何年か前、教育改革と称して何の根拠もなく、前期と後期に行われていた試験を年に1度に変えたことがありました。愚かなことでした。本当は、大学も3学期制にして毎学期ごとに中間試験と学期末試験をやった方が良いのでしょう。
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