電子タバコの使用で勃起不全リスクが倍増?

電子タバコの使用で勃起不全リスクが倍増?
以下は、記事の抜粋です。


男性では、電子タバコの使用により勃起不全(Erectile Dysfunction、ED)リスクが倍増する可能性のあることが新たな研究で示された。EDとの関連が認められている心疾患やその他の疾患の既往がなくても、電子タバコを使用する人のEDリスクは、使用しない人の2倍以上であったという。

今回の研究では、EDに関する質問に回答した20歳以上の男性1万3,711人を対象に、ニコチン供給電子タバコとEDとの関連が検討された。解析は、これらの対象者全て(全サンプル)を含めて行うとともに、対象を心血管疾患の診断歴を持たない20〜65歳の男性1万1,207人(限定サンプル)に絞った上でも行った。

対象者の65.9%は白人で、53.4%は過去に紙巻きタバコの喫煙習慣があり、21.5%は現在も喫煙習慣を持っていた。電子タバコ使用者の割合は、全サンプルで4.8%、限定サンプルで5.6%であり、そのうち全サンプルでは2.1%、限定サンプルでは2.5%が毎日使用していた。全サンプルの20.7%、限定サンプルの10.2%がEDに罹患していると回答した。解析の結果、毎日電子タバコを使用している人でのEDリスクは、使用経験がない人に比べて、いずれのサンプルでも2倍以上であった。


以前から喫煙は、血圧上昇や酸化ストレスの増加を介して血管内皮細胞を障害するので、NO(一酸化窒素)などの血管作動物質の産生が減り、 血管障害によって勃起不全がおこることは良く知られています。結局、紙巻きから電子タバコに替えても「タバコはインポになり易い」ことには変わりがなさそうです。男性にタバコを止めさせる協力をパートナーから得るには重要な情報だと思います。

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