英国でもオミクロン株入院リスクが低いと判明
ヒトは自分の都合の良いニュースだけを信じるものですが、オミクロン株の感染による入院リスクはデルタ株のものよりもかなり低いという飛びつきたくなるニュースです。以下は、記事の抜粋です。文献などの詳細は、元記事をご覧ください。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)オミクロン株感染者の入院リスクはデルタ株感染者に比べて20~25%低いとの英国データ解析結果をImperial College Londonが12月22日に発表しました。
その入院の定義はPCR検査でのSARS-CoV-2感染が判明してから14日以内の事故/救急科受診を含む来院記録があることです。オミクロン株感染者の1泊以上の入院リスクはより小さく、デルタ株感染者を40~45%下回りました。
オミクロン株感染者の入院リスクがデルタ株感染者に比べてより低いことは英国政府の保健安全保障庁の解析でも示されています。その報告によると12月20日までのイングランドのオミクロン株感染者数は5万6,066人で、そのうち132人が病院で治療を受けました。14人がオミクロン株感染判明から28日以内に死亡しました。オミクロン株感染者の入院リスクはImperial College Londonの解析結果よりさらに小さく、デルタ株感染者より62%低いことが示されました。オミクロン株感染者は救急も含む入院にも至りにくく、デルタ株感染者より38%少ないという結果が得られています。
オミクロン株感染者の入院リスクが他の変異株感染者に比べて低いらしいことは好ましい兆候だがひとまずの結果であって更なる検討が必要です。オミクロン株感染がどうやら軽症らしいのはワクチン接種の普及または先立つ感染で備わった免疫のおかげかもしれません。
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